INNOVATION LEAGUE 2021 デモデイ開催!本年度プログラムの成果を発表!
【SPORTS TECH TOKYO】
コラボレーションパートナーと事業共創を行う「INNOVATION LEAGUE アクセラレーション」に参加した5社、及び「INNOVATION LEAGUE コンテスト」で受賞した4社が取り組み内容をプレゼンテーション。会場に集まった約200人のオーディエンスは、スポーツを活用した産業拡張と可能性拡大のチャレンジに沸き立った。
多様な方々と一緒にスポーツを拡張する
中嶋氏は昨年度に続き2回目の開催となる「INNOVATION LEAGUE 2021」の取り組みを「(昨今の)さまざまな逆境の中で意志ある多様な方々と一緒に、スポーツやスポーツビジネスの拡張に挑むことができた」と振り返り、プログラムの意義と成長に自信をのぞかせた。
また、串田氏はINNOVATION LEAGUE のプログラム概要を説明するとともに「今月下旬に公表予定の第3期スポーツ基本計画の中で、スポーツオープンイノベーションはスポーツの成長産業のための中核的施策」と話し、「本日の取り組みが大きな弾みとなり、スポーツ界を核に我が国経済が今後一層盛り上がる契機としていきたい」とデモデイへの意気込みを語った。
SPORTS TECH TOKYO プログラムオーナーの中嶋文彦氏 【SPORTS TECH TOKYO】
スポーツ庁 次長 串田俊巳氏 【SPORTS TECH TOKYO】
新観戦体験から、汗乳酸センサを活用したチャレンジまで!アクセラレーションに参加した5社が、プログラム成果を発表!
INNOVATION LEAGUE アクセラレーション担当 SPORTS TECH TOKYO 大曽根一平氏 【SPORTS TECH TOKYO】
アクセラレーションプログラムの全体像 【SPORTS TECH TOKYO】
株式会社休日ハック 田中和貴氏 【SPORTS TECH TOKYO】
株式会社グレースイメージング 中島大輔氏 【SPORTS TECH TOKYO】
パナソニック株式会社 木村文香氏 【SPORTS TECH TOKYO】
株式会社フィナンシェ 安井達也氏 【SPORTS TECH TOKYO】
株式会社Fanplus 的場慎吾氏 【SPORTS TECH TOKYO】
なお、今回参加した5社にはINNOVATION LEAGUEから、それぞれの共創内容をもとにした以下のタイトルが授与された。
株式会社休日ハック:「エクスペリエンス・コーディネーター」
株式会社グレースイメージング:「バイタルデータ・プラットフォーマー」
パナソニック株式会社:「オーディオキャスト・パートナー」
株式会社フィナンシェ:「ファンモチベーション・ビルダー」
株式会社 Fanplus:「ファンコミュニティ・プラットフォーマー」
イノベーションリーグ大賞はGoogle!INNOVATION LEAGUE コンテスト贈賞式
まず、INNOVATION LEAGUEコンテストを担当するSPORTS TECH TOKYO 薬師寺肇氏より、コンテストのビジョンをはじめ、本年度応募状況、審査フローなどについて説明がされた後、各賞受賞者によるプレゼンテーションと、賞状ならびにトロフィーの授与が行われた。
INNOVATION LEAGUE コンテスト担当 SPORTS TECH TOKYO 薬師寺肇氏 【SPORTS TECH TOKYO】
1年52週間のうち12週間が生理であることに由来したプロジェクト名を持つ取り組みで、女子学生アスリートが抱える「生理×スポーツ」の課題に対し、メディアを通じた情報発信をはじめ、直接学校を訪問したワークショップ等を実施。自身がオリンピックと生理が重なることでコンディションに苦労した体験を持つ競泳元日本代表の伊藤華英氏を中心に、競技の垣根を越え賛同してくれたトップアスリートと共に活動している。
一般社団法人スポーツを止めるなの伊藤華英氏(写真右)、最上紘太氏(写真中央) 【SPORTS TECH TOKYO】
ookamiはさまざまなスポーツコンテンツのライブ配信を行うスポーツライブエンターテイメントアプリ「Player!」を運営するスタートアップ。INNOVATION LEAGUEコンテストでは昨年度に続く2年連続の受賞となった。受賞内容は、スポーツチームを持つ企業、選手アスリートを雇用する企業、また協賛するスポーツチームを持つ企業に向け「Player!」内に社内専用のページを作成することで、インナー向けオンライン応援を可能にした取り組み。スポーツスポンサーシップと企業のインナーコミュニケーションを新しいかたちで結びつけた点が高く評価された。
株式会社ookamiの田中義人氏(写真中央)と須藤斐紗子氏(写真右) 【SPORTS TECH TOKYO】
国立大学として初めてアスレチックデパートメントを開設、スポーツアドミニストレーターやアスレティックトレーナーを設置した。様々なプログラム提供と同時に効果検証も行うなど、学生のウェルビーイング向上にも寄与している点や、情報発信や外部パートナーシップの締結、地域への還元などスポーツ改革のフロントランナーとなっている点が高く評価された。
国立大学法人筑波大学アスレチックデパートメントの城間早紀氏(写真中央)とコズミくん(写真右) 【SPORTS TECH TOKYO】
通常は伴走者の助けを得て走る視覚障がいのあるランナーが、スマートフォンを用いて一人で自由に走ることを目指す研究開発プロジェクト。2019年に米国で始まったプロジェクトを、2021年に日本でも発表。Googleの機械学習技術を活用した画像認識AIによって、ランナーの腰に装着したスマートフォンが地面に引かれた線を見分け、ランナーがその線より左か、右か、中央なのかを瞬時に判断してヘッドフォンを通じ音声シグナルを送る仕組み。視覚障がいのある方が自身で走れる喜びを生み出したこと、取り組みの的確な情報発信や多様なパートナーシップで改良や体験向上を進め、先端技術活用で社会課題の解決も進めている点などが高く評価された。
Googleの湯河テッド氏(後列右から2人目)、Keiichiro Tamaru氏(後列左から2人目)、Satoru Arao氏(後列右)、Ikumi Kobayashi氏(前列左)、Yosuke Suzuki氏(前列右) 【SPORTS TECH TOKYO】
イノベーションリーグ大賞を受賞したGoogleのプレゼンテーション 【SPORTS TECH TOKYO】
本日を通過点に、スポーツビジネスのさらなる拡張を
INNOVATION LEAGUEアクセラレーションに関し「オミクロン株が猛威を振るう中、実証がここまで来られたことは大変すばらしいこと。本日をひとつの通過点としてスポーツビジネスのさらなる拡張を期待しています」と話し、INNOVATION LEAGUE コンテストについては「今年度多くの応募があり、受賞された取り組みはもちろん、惜しくも受賞を逃した取り組みにもすばらしいものがたくさんあった。引き続き、スポーツの可能性を広げる取り組みを進めていただきたい」とまとめ、デモデイを締め括った。
スポーツ庁 室伏広治長官 【SPORTS TECH TOKYO】
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