F1主要4メディアが今季チャンピオンを予想 本命フェルスタッペン、対抗はフェラーリの二人か
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チャンピオン候補はずばり“この4人”
昨シーズン、自身初の世界チャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンを今季王者の本命に推す声が多い 【Red Bull Content Pool】
ハミルトンは引退するまで誰も倒せないのではないか、と思わせるほどの強さで時代を牽引してきたが、フェルスタッペンが最終戦の最終ラップにタイトルをもぎ取り、新時代の幕開けを宣言した。
新F1王者誕生から約2カ月後、新世代F1マシンで行われたテストでは、予想どおり誰も本当の速さを見せることはなかった。レギュレーションが大幅に変わった今年は全員にチャンスがあるとも言えるが、ドライバーに求められるのは速さと安定性だ。
これらの観点から考え、2022年のチャンピオン候補を4人に絞った。24歳の新王者フェルスタッペン、37歳になっても高いモチベーションを維持しているハミルトン、この二人は外せない。ダークホースは、テストで安定した速さを見せていたフェラーリの二人、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツを挙げたい。
では、今年のチャンピオンの称号を手にするのは誰か。7冠のハミルトンがテストで速さを隠すのはいつものことで、必ずやチャンピオン争いに絡んでくるだろう。ルクレールとサインツは何度か勝つ可能性を秘めている。だが、勢いに乗っている新世代のF1王者フェルスタッペンに今年も賭けてみたい。
フェルスタッペン連覇か 大穴にベッテル!?
2回目のテストが終わり、ひとつ見えてきたのはレッドブルがやはり速そうだということだろう。
レッドブルはバーレーンテスト最終日に、アップデートされたサイドポンツーンを投入。最速タイムとなる1分31秒720をマックス・フェルスタッペンが記録している。フェルスタッペンはこの日、徹底的にロングランも行なった。その際、C3タイヤやC2タイヤを履き、1分37秒台のラップタイムを連続して計測している。このペースは、他のマシンのロングランが1分40秒台〜41秒台だったことを考えれば、非常に速かった。デグラデーションも実に小さい。
現時点ではレッドブルのフェルスタッペンが、チャンピオン最有力候補と言えるのではないだろうか。
フェラーリも速く、しかもトラブルフリーで周回数も重ねていたことから、候補の一角と見ていいだろう。そしてマクラーレンも、テスト終盤に短いながらも、ランド・ノリスがまずまずのペースでロングランを行なっていた。ブレーキのトラブルさえ解消されれば、上位争いに食い込んできても不思議はない。
大穴として名を挙げておきたいのが、アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルだ。ベッテルもテスト終盤、短めながらも連続周回を敢行。これが、レッドブルに匹敵するペースだった。周回数が短かったため鵜呑みにはできないが、アッと驚かせられるようなシーンがあっても不思議ではない。
ところでメルセデス勢は、ロングランのペースもあまり優れなかったというのが実際の印象。現時点では苦労しているかもしれない。とはいえ、開幕までには立て直してくるようにも思えるが……どうだろうか?