連載:“大谷翔平の衝撃”でどう変わる? 日本人メジャーリーガーの現在と未来

ファンが選ぶ!MLBに挑戦してほしい日本人選手ランキング<野手編>

YOJI-GEN
 2021年は大谷翔平(エンゼルス)が二刀流選手としてMLBで歴史的なパフォーマンスを見せ、アメリカン・リーグのMVPに輝いた。そして今オフには、鈴木誠也(広島)がポスティングシステムを使ってメジャー行きを目指している。彼らに続いて近い将来、MLBに挑戦してほしい日本人プレーヤーは誰か? ファン投票を募り、最大3人の選手を選んでもらった。

 投手編に続いて今回は野手編。果たして、1位になったのは? そして上位20人の顔ぶれは……。

最多票を獲得したのは村上。鋭いスイングでボールをスタンドに放り込む若きスラッガーが、MLBでプレーする日は訪れるのか 【写真は共同】

 今年のメジャー行きを目指す広島の鈴木誠也とともに、昨夏の東京五輪で金メダルを勝ち取った面々が上位に並んだ。

 1位はヤクルトの若き主砲、村上宗隆。2021年のセ・リーグ本塁打王にしてMVPは、得票率が唯一50%を超えた。当初は苦しんだサードの守備も着実に上達しており、昨年は侍ジャパンでも任されたこのポジションにほぼ固定された。

 2位は五輪で3番を打ったオリックスの吉田正尚、僅差の3位が同じく6番バッターを務めたソフトバンクの柳田悠岐だ。毎年のように打撃主要3部門のタイトルを争うパ・リーグを代表する2人のスラッガーは、いずれも4割以上の投票者から支持された。

 ヤクルトで村上と二枚看板を張り、東京五輪では強打のリードオフマンとしてMVP級の活躍を見せた山田哲人が4位。8位の広島・菊池涼介と9位の巨人・坂本勇人も、二遊間コンビとして金メダル獲得に貢献した選手だ。菊池には19年シーズン終了後にメジャー行きを目指し、最終的に断念して広島に残留した経緯があるが、その驚異的な守備を世界最高峰の舞台で見てみたいというファンは少なくないようだ。

 五輪では扇の要としてチームを引っ張り、打者としても貴重な働きを見せたソフトバンクの甲斐拓也は11位。これまでに捕手でメジャーリーガーとなったのは、甲斐にとってはソフトバンクの先輩である城島健司氏しかいない。甲斐以上の票を集め10位に入った西武の森友哉ともども、近い将来、捕手のメジャーリーガーが誕生するか注目される。

 金メダルメンバーでは他にも、甲斐と同じソフトバンクの栗原陵矢(17位)、吉田、鈴木とともにクリーンアップを打った浅村栄斗(20位)もランクインしている。

佐藤には多くのファンが大きな可能性を感じているようだ。強打に加えて走力も十分。1年目はチーム事情もあって主に外野を守ったが、サードをこなせるのも魅力だ 【写真は共同】

 投手編同様、プロ入りしてまだ間もない、あるいは実績に乏しい若手選手もトップ20に複数入った。

 ともに昨年、大卒1年目にして20本塁打以上を記録した阪神の佐藤輝明、DeNAの牧秀悟の2人はトップ10入り。特に佐藤は得票率が15%を超え、同じセ・リーグのスラッガーで、2年連続で本塁打、打点の2冠を獲得した巨人の岡本和真を上回る5位にランクされた。一方の牧はその岡本に次ぐ7位。1年目から22本塁打、打率.314をマークした打撃に加え、セカンドを守ることも評価されたのかもしれない。

 ロッテではまだレギュラー定着には至っていないものの、藤原恭大に対するファンの期待も大きいようだ。外野手では吉田、柳田、佐藤に続く4位、全体では12位に入った。指名順位が低くなりがちな高校生の外野手でありながら、18年ドラフトで3球団が1位競合した逸材は、プロ4年目の今年、その大きな期待に応えてブレークするかもしれない。

 藤原の1学年上で、高校時代には藤原以上に注目されていた日本ハムの清宮幸太郎もランクイン。プロ入り後は期待されたような結果を残せず、21年シーズンは一軍出場すらなかったが、17年ドラフトで7球団が競合したその才能に疑いはない。新庄剛志新監督の下で殻を突き破れるか、大いに注目される。

 ランクインした20人の中で最年少は、2月7日に20歳になるオリックスの紅林弘太郎(18位)。186センチ・94キロの堂々たる体格を誇る大型ショートは、高卒2年目の昨季に一気に飛躍した。まだまだ未完成ながら、NPBでもトップレベルの強肩に安定した送球は目を見張るべきものがあり、さらに打撃でも将来的には20〜30本塁打を期待できるパワーを持つ。大きな可能性を秘めたタレントではあるのは間違いない。

ファンが選ぶ!「MLBに挑戦してほしい日本人選手」<野手編> 【スポーツナビ】

 (企画構成:YOJI-GEN)
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