連載:プロ野球ファンが考える「○○ファン」ってこんな人!

“じゃないほう”の関西人は自虐的? 熱狂的なのは? 12球団ファンに聞くイメージ調査<オリ・ロッテ・西武編>

カネシゲタカシ

埼玉西武ライオンズ:これぞ名門!秘めた熱狂、ときどき郷土愛

埼玉西武ライオンズファンには「熱狂的」や「クール」など両極端なイメージが混在しているよう 【カネシゲタカシ】

 42年ぶりの最下位を経験した西武ファン。調査では「熱狂的」が優勢も、2位以下で「クール」や「マイペース」が拮抗(きっこう)する少しぼんやりしたイメージに。「態度はクールだが内面は熱狂的なファンが多い印象」、「いい意味で落ち着いてる」など名門球団らしさが垣間見えた。「とくダネの小倉智昭キャスターのイメージ」と言われれば納得だし、「地味の中の熱狂」という表現も小倉さんを思い浮かべれば理解できる。

【スポーツナビ】

 そして「メンタルが強い」が4位にランクイン。低迷球団ほど上位にくる項目だが、西武の場合は「相次ぐ主力流出にも耐えうるメンタルの強さは半端ない」など、移籍事情に由来している。また「暑くて寒いドーム球場で耐え抜いてるから」という定番の球場ネタも散見された。

 また「郷土愛が強い」も上位に。しかし「埼玉出身だが周りにファンはいなかったので、地元に根付いているイメージがない」など否定的な意見も多かった。一方で「(西鉄時代にホームだった)福岡だけは局地的に熱狂的ファンが多く本拠地とノリが全く違う」という声も。移転にめげず、いまだライオンズ愛をつらぬく筋金入りのファンが存在する。

 そして「○○そうなファンNo.1」では「球場グルメにうるさそう」4位(7.62%)に。メットライフドームの球場グルメの充実度は12球団でも一二を争うと言われる。決して暑くて寒いだけではないのだ。


次回は1月25日(火)に「阪神・広島・中日編」を掲載予定。

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著者プロフィール

1975年生まれの漫画家・コラムニスト。大阪府出身。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にてデビュー。現在は『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)等に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。元よしもと芸人。著書・共著は『みんなの あるあるプロ野球』(講談社)、『野球大喜利 ザ・グレート』(徳間書店)、『ベイスたん』(KADOKAWA)など。

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