ヤクルトで最も支持された選手は? 「みんなのMVP」1位獲得数ランキング
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村上宗隆(写真右)や石川雅規(同中央右)らを抑えMVP獲得回数トップとなったのは… 【写真は共同】
この爽快な“下克上V”を存分に堪能した燕ファンが、シーズン中に最も多くMVPに選んだのは、背番号1を背負った山田哲人(獲得回数16回)だった。昨オフに7年契約を結んで事実上の「生涯スワローズ」を宣言し、主将就任を志願して臨んだプロ11年目のシーズン。その決意はプレーの随所に現れ、137試合に出場して打率.272、34本塁打、101打点。タイトル獲得こそならなかったが、不動の3番打者として数多くの得点に関与。1試合2本塁打を放った4月23日の中日戦(神宮)、6月12日のソフトバンク戦(PayPayドーム)、9月26日の中日戦(神宮)などで文句なしのMVP選出した。また、守備時にも積極的にマウンドに駆け寄って声をかける場面がこれまで以上に多く見られ、主将としての頼れる姿に、チームメート、そして多くのファンが絶大な信頼を寄せた。
そして、この“二枚看板”に続く3位には、高卒2年目の右腕、奥川恭伸(獲得回数11回)がランクインした。星稜高からドラフト1位で入団して今季が2年目。昨季はシーズン終盤に1軍登板1試合のみだったが、今季は開幕から先発ローテーション入りを果たし、前半戦を終えて10試合で4勝2敗、防御率4.19。成績的には“平凡”だったが、投げる度に確かな成長の跡を見せると、9月7日から4連勝を飾り、その間に「みんなのMVP」にも3度選出。そして東京五輪による中断期間を挟んだ後半戦は、8試合で5勝2敗、防御率2.11の好成績を収めてエース級の働き。周囲の予想を遥かに上回るスピードで一軍マウンドに順応し、最終的にチームトップタイの9勝(4敗、防御率3.26)をマークした。
この若き右腕が躍動すると同時に、41歳のベテラン左腕・石川雅規(獲得回数10回)も奮闘を続け、4位にランクインした。今季がプロ20年目のシーズン。もちろん肉体的な衰えは隠し切れない部分はあったが、その中でも6月に3連勝をマークし、後半戦も自慢の投球術で粘り強いピッチングを継続。シーズン通算17試合(先発16試合)に登板し、最終的に勝ち星は4勝(5敗)だったが、防御率3.07は優秀な数字。そして日本シリーズでは、流れを決める第4戦で6回3安打1失点(自責0)の好投で勝ち投手になった。
続く5位は、塩見泰隆(獲得回数9回)。開幕は6番だったが、5月下旬から1番打者に定着し、新たなリードオフマンに定着。打率.278に加え、パンチ力のあるバッティングで14本塁打を放ち、チームトップの21盗塁とスピードでも打線をけん引。「1番・塩見」の覚醒によって燕打線が大きくスケールアップしたことは間違いない。
以下、6位には来日1年目の助っ人・サンタナ(獲得回数8回)が入り、7位タイで小川泰弘、青木宣親、中村悠平、田口麗斗(獲得回数7回)の4選手が並んだ。上位2人は野手だったが、トップ10の内訳は「投手4人、野手6人」とバランスの良いものになった。
2021年「みんなのMVP」1位獲得回数トップ10
2位 村上宗隆 13回
3位 奥川恭伸 11回
4位 石川雅規 10回
5位 塩見泰隆 9回
6位 サンタナ 8回
7位 小川泰弘 7回
7位 青木宣親 7回
7位 中村悠平 7回
7位 田口麗斗 7回
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