連載:プロ野球みんなの意見

クライマックスシリーズは必要?不要? プロ野球ファンの意識調査結果を発表!

前田恵
 スポーツナビでは2021年12月7日から12日にかけて、プロ野球ファンの間でも賛否が分かれる4つのテーマ「クライマックスシリーズ(以下、CS)不要論」「セ・リーグDH制」「16球団構想」「ワンポイントリリーフ禁止」について、ユーザーアンケートを実施した。約17,000もの票が集まった。今回は「CS不要論」の調査結果を、ユーザーの声とともに紹介していこう。皆さんはCS続行派? それとも廃止派?

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CSに関する調査結果を発表

「CS不要論について」全体の調査結果 【スリーライト】

 CSがセ・パ両リーグで実施されるようになったのは07年。パ・リーグが04年、ひと足先に「プレーオフ」の名称で、レギュラーシーズン上位3チームによるポストシーズンゲームを始め、成功したことからセ・リーグも採用した格好だ。

 CS実施により、たとえレギュラーシーズンの優勝チームが早々に決まってしまっても、2位、3位争いへの興味・関心が維持され、いわゆる“消化試合”が激減した。チケット、グッズ等の売り上げにもつながり、興行的にも上々のコンテンツとなったわけだ。

 10年、千葉ロッテがCSを勝ち上がり、日本シリーズで中日を破って日本一に輝いたときは「史上最大の下剋上」と呼ばれ、大いに沸いた。リーグ3位のチームが日本シリーズを制したのは、このときのロッテが初めてだった。

 一方で、シーズン143試合の長丁場を制したチームが必ずしも日本シリーズに出場できないことに、当初から疑問を呈する声もあった。その声がひときわ高まったのは、17年。首位・広島に14.5ゲーム差をつけられての3位だった横浜DeNAが、日本シリーズに進出したためだ。今季もセの3位・巨人が勝率5割を切る成績でCSに進んだことから、再び「CS不要論」が沸き起こった。

 さて、ここからはスポーツナビが21年12月7日から12日にかけてユーザーに行った「CS不要論」についての調査結果を発表しよう。「CS不要論に賛成=CS廃止派」が22.2%、「CS不要論に反対=CS続行派」が35.7%という結果になった。「賛成」「どちらかといえば賛成」を合わせると33.1%、「反対」「どちらかといえば反対」を合わせると50.2%。半数近くのファンはCSを継続してほしいと考えていることがわかった。

10代〜30代の調査結果 【スリーライト】

 年代別の調査結果を見ていこう。興味深いのは、年齢が若いほど「CS不要論に反対(=CS続行派)」するファンが多いということだ。この傾向はとりわけ10代、20代で顕著で、「反対」「どちらかといえば反対」に投じた10代のファンは65.6%、20代は59.9%となった。

40代以上の調査結果 【スリーライト】

 続いて、40代以上の調査結果を見ていこう。年齢が高くなるほど「CS不要論」への賛成派(CS廃止派)が増えていく傾向にある。特に60代以上のファンの48.7%は、「賛成」「どちらかといえば賛成」に票を投じている。酸いも甘いも知った世代は、143試合の重みをより強く感じているのだろうか。

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著者プロフィール

前田恵

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

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