新日本プロレス、2021年のベストバウトは!? 年末のCS特別番組を前に中間結果を発表!
番組のメインプレゼンターを務める講談師・六代目 神田伯山さん(右)と、新日本プロレスの中継実況でもおなじみの清野茂樹アナウンサーが対談 【撮影・佐藤まりえ】
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11月15日時点での中間発表順位
2位 1月30日・愛知県体育館、NEVER無差別級選手権 鷹木信悟vs.棚橋弘至
3位 5月4日・福岡国際センター、IWGP世界ヘビー級選手権 ウィル・オスプレイvs.鷹木信悟
4位 1月4日・東京ドーム、IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権 内藤哲也vs.飯伏幸太
5位 6月7日・大阪城ホール、第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦 オカダ・カズチカvs.鷹木信悟
6位 1月5日・東京ドーム、IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権 飯伏幸太vs.ジェイ・ホワイト
7位 3月4日・日本武道館、IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権 飯伏幸太vs.エル・デスペラード
8位 9月4日・メットライフドーム、IWGP USヘビー級選手権 棚橋弘至vs.飯伏幸太
9位 10月21日・日本武道館、スペシャルエキシビションマッチ グラップリングルール 柴田勝頼vs.ザック・セイバーJr.
10位 8月24日・後楽園ホール、大岩陵平・藤田晃生デビュー戦 大岩陵平vs.藤田晃生
9位の柴田vs.ザックに感じた昭和プロレスっぽさ
伯山 鷹木信悟選手の試合が多いというのと、オカダ・カズチカ選手の試合が少ないなっていうのは感じますね。9位のザック・セイバーJr.選手と柴田勝頼選手の5分間のグラップリングマッチは、実際にボクも会場で見ましたけど、全部(の試合)を食う勢いでしたね。5分で食えるんだなって。それは演芸においてもそうなんですけど、意外と短い時間でも、30分、40分(ネタを)やっている人よりも食っちゃうときが時々あるんですよ。見事に柴田選手がインパクトを残したというのが印象深いですね。
清野 終わったあとに柴田選手に、「5分っていうのがよかったですよね」というお話をしたら、いま新日本プロレスの試合が30分とか長尺になっているので、それに対するアンチテーゼもあったと言ってましたね。
伯山 清野さんが言うところの、魅せ方がうまいっていうことですかね?
清野 うまいですし、よく考えているなって。
伯山 事前に発表されてなくて、いきなり始まったんで、まずそれがビックリしましたよね。「えっ、なんで柴田選手が!?」って。
清野 本人に確認したら、周りのレスラーも一切知らなかったと。
伯山 昭和プロレスっぽいですね(笑)。
清野 控室もほかの選手とは別の個室を取ってもらって、そこでずっと出番まで待ってたと言ってましたね。そんなこと普通します?
伯山 やっぱり仲間から騙さないと緊張感は出ないですから。
清野 やっぱり昭和プロレスですね(笑)。
2017年の4・9両国国技館大会以降、欠場を続けていた柴田勝頼がエキシビションマッチながらリング復帰。試合後には「次、このリングに立つときはコスチュームで! 以上!」と力強くアピールした 【画像提供:新日本プロレス】
伯山 清野さんに聞いたら、大岩陵平選手も藤田晃生選手も非常に有望だと。
清野 見ていて、相当プロレスが好きで入ってきたんだなっていうのが分かりますよね。だいたい入門してから、人によりますけど長い人だとデビューまで1年以上かかることもあるのに、この2人は4カ月ですからね。内藤哲也選手もデビュー戦を見て、意外とやらせればなんとかなるんだから、4カ月でどんどんデビューさせた方がいいと言ってました。
伯山 デビュー戦ということで、ちょっと下駄を履かされている部分はあるにしても、すでにトップ10の中に入っているっていうのは相当ですよね。