突破できなかった中国卓球の「壁」 3年後のパリ五輪に向け、日本の課題とは

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女子シングルスでは伊藤美誠(写真)ら日本勢4選手が中国選手に敗戦 【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】

 東京五輪が閉幕し、3年後のパリ五輪へ向けて初めて世界の強豪が一堂に集う大会となったアメリカ・ヒューストンでの世界選手権個人戦。日本はシングルスでのメダル獲得はならなかったが、ダブルス3種目で3つのメダルを獲得する結果となった。

メダル獲得が期待された張本智和は初戦となる2回戦でディヤス(ポーランド)に敗れた 【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】

 長く日本を引っ張ってきた水谷隼が代表を退き、メンバー的にも若返って臨んだ日本男子。その中で戸上隼輔のベスト32が最高成績で他の4選手は1、2回戦で敗退と、男子シングルスは厳しい結果となった。

 今大会に第2シードとして臨み、メダル獲得が期待された張本智和は初戦となる2回戦でディヤス(ポーランド)に敗れた。新型コロナ禍で出場できる国際大会が限られ、海外選手への対応力が低下している部分もあったかと思うが、張本は東京五輪に続いて今大会でもヨーロッパ勢に向かってこられて敗れる形となり、現状、彼らに対してどう戦うかが課題となっている。

 技術的には世界トップのものがあることは間違いないが、それを生かすための戦術や駆け引き、メンタル面はまだまだ強化の余地がある。張本について、日本男子の田勢邦史監督は「欧州の海外リーグに参戦してみることもひとつのプラン」と大会総評で口にした。これまで日本国内での強化で成長した張本だが、年齢を重ねていく中で何かを変える必要性は感じているように思う。そのために欧州のプロリーグでの試合経験、環境を変えることでのブレークスルーに期待するのもひとつの手だろう。
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