連載:大学スポーツ界で輝くスター候補

日体大・矢澤宏太、“二刀流”への思い 「投手でも野手でも1位指名のレベルに」

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大学球界では異色の二刀流として注目される日体大の矢澤。投手としても、野手としてもその実力は大学トップレベルだ 【画像提供:山口史朗】

 来年のプロ野球ドラフトの目玉になると目されるのが、日本体育大学の矢澤宏太だ。身長173センチと体は決して大きくないが、抜群の身体能力と野球センスを持ち、首都大学リーグで“二刀流”として活躍。左腕から繰り出す快速球を武器に主戦投手を担いながら、外野手やDHとしても出場して打線の中軸を務める。「大学球界の大谷翔平」とも称される逸材に、二刀流へのこだわり、大学最終年に向けた意気込みなどを聞いた。

監督に「どっちもやろうか」と言われて始まった二刀流

二刀流としてMLBで大活躍する大谷と比較されることも少なくないが、矢澤は自分と重ね合わせることは「まったくと言っていいほどない」と笑う 【Photo by Katharine Lotze/Getty Images】

――海の向こうでは今季、エンゼルスの大谷翔平選手がMVPを獲得する大活躍を見せました。同じ「二刀流」を志す矢澤選手にとっては、刺激になったのではないでしょうか?

 自分にとっては正直、「レベルが違いすぎる」っていう感じでした。1人の野球ファンとして、ニュースを見たり、特集番組を見たりという感じですね。

――自分と重ね合わせて見ることは?

 まったくと言っていいほどないです(笑)。ほんとに、テレビの中の人というか、そういう感じで見ています。比べられたりもしますけど、ほんとに自分なんかがっていう感じに思っています。

――高校野球までは「エースで4番」も珍しくありませんが、大学以上のカテゴリーではなかなか、どちらもやる選手はいません。そのなかで、大学でも「二刀流」に挑戦した経緯を教えてください。

 進路が日体大に決まって、古城隆利監督と話したときに「どっちがやりたいんだ?」と聞かれて。自分はチームの方針に従います、と伝えました。そうしたら、監督が「どっちもやろうか」と。分かりました、という感じで始まりました。

――言われたときに驚きはなかったですか?

 高校(藤嶺学園藤沢)では投手と野手の両方をやって、というのが普通だったので、自分としては特別な感じはありませんでした。「今まで通りの野球をする」というふうに思いました。
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著者プロフィール

山口史朗(朝日新聞スポーツ部)

朝日新聞東京本社スポーツ部記者。2005年に朝日新聞入社後は2年半の地方勤務を経て、08年からスポーツ部。以来、主にプロ野球、アマチュア野球を中心に取材をしている。現在は体操担当も兼務。1982年生まれ、富山県高岡市出身。自身も大学まで野球経験あり。ポジションは捕手。

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