アスリートにとって「最高のお宝」とは? アスリートトークバトル VOL.2
尊敬できる後輩からの最高のプレゼント
【スポーツナビ】
徳増 僕は「徳増秀樹ですよ」というのを周りの人に知らしめるためじゃないですけど、当時何も武器などなかった自分を全国に売り込むための肩書きとして、何としてもタイトルを1個ほしいなと思っていて。たまたま(タイトルを)取れた年があって、それが(2006年に)年間最多勝というタイトル。これは1年間走り続けて、その中で1着を多くとれた人にもらえる賞です。(盾を掲げながら)見えますか?
DJケチャップ 最多勝利
魔裟斗 立派な盾ですね!
DJケチャップ すごいなあ。
宮下 立派だ。
徳増 これを頂ける授賞式というのがありまして、それがすごく華やかで、もう1回、この場に立ちたいなっていう風に思いましたね。
DJケチャップ どう華やかなんですか?
徳増 本当にパーティーです。
一同 (笑)。
DJケチャップ 映画のワンシーンの中に自分がいるような感覚。宮下さん、魔裟斗さんもあるかもしれないですけど、そういう表彰式なんでしょうね。
徳増 一種の自分が主役になれるところなんですけど。僕にとっては、これよりも(大事なのは)スーツですね。
DJケチャップ スーツ!? 一個じゃないんですね?。もう一個あるんですね?
徳増選手が「尊敬できる後輩」と語った白井英治選手 【(C)BOATRACE】
尊敬できる後輩にプレゼントできるって幸せじゃないですか? それがやっぱりモチベーションにもなりましたし。これをプレゼントしてからは、英治から「早く徳さんもSG獲ってくださいよ。僕、準備してるんですから」って言われて。それで去年やっと優勝が出来て、その時にスーツを作ってくれて、それもお見せしますけど。
DJケチャップ 何着あるんですか?
徳増 こちら(シックなグレー)になります。先ほどの(ネイビーのストライプ)がプレゼントしたやつで、これは英治から贈られたスーツです。
小さいころから夢に描いていたオリンピックのメダル
【写真:アフロスポーツ】
宮下 僕はやっぱりこれしかないなと思って。メダルを獲らしていただいたので。
DJケチャップ 北京オリンピックの(メドレーリレーの銅メダル)?
宮下 そうですね。小さいころから、ずっと小学校、中学校も「オリンピックで金メダルを獲りたい」って書いてきたんです。最初は野球少年がプロ野球にいくとかそういった大きな夢だったんですけど、だんだんトップに近づいていきながら色んなライバルを倒してって。最後にオリンピックは(背泳ぎ代表の)二番手でいきましたけど、一番手のライバルも倒してメドレーの代表になれて獲ったメダルだったので。やっぱりオリンピックは一回しか出られなかったですけど、今までの世界大会を何回か出てる中で一番違ったのは声援。上から声援が降ってくると感じたのが、オリンピックでした。その中で緊張もあったんですけど、4人で力を合わせて獲れたっていうのが大きかったですね。ぜひ、お二人も触っていただいた方が。
DJケチャップ ほんとですか!?
魔裟斗 オリンピックのメダル初めて持つので。
DJケチャップ オリンピックのメダルを持つの初めてですか?
魔裟斗 初めてです。
DJケチャップ 首からかけてもらって。
魔裟斗 いいんですか?
宮下 ぜひかけてもらうと。
DJケチャップ なかなか見ないですよね。メダルが似合うなぁ。似合ってるわ!
魔裟斗 似合ってます?
DJケチャップ これでチャンピオンベルトもしてみましょうか?(笑)
魔裟斗 僕も水泳少年だったので、小学校の頃の夢は「オリンピックで金メダル獲る」でしたよ。
宮下 そうだったんですね。
魔裟斗 叶わなかったですけど。
宮下 ボートはどっちもありますよね? メダルもベルトもね。
徳増 ありがたいことに。
DJケチャップ 首も腰も重たいですけどね。ということで、今回のトークバトル第2ラウンド、『最高のお宝』。チャンピオンを決めさせていただきたいと思います! 第2ラウンドのWINNERは魔裟斗!
魔裟斗 いいんですか?
DJケチャップ 徳増さんも宮下さんもいいんですけど、どんなメディアも断ってきたのに、初めて(ベルトを)持ってきてくださったということで。今回は、魔裟斗さんに決定させていただきました!
宮下 納得です。
<第3回『最強のライバル』編に続く>