意識したライバルは小野伸二!? アスリートトークスタジアム VOL.4

構成:スポーツナビ
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提供:BOATRACE

同世代の「ゴールデンエイジ」から刺激をもらった

【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

五十嵐 今年で42歳になるんですけど、(昭和)54年生まれなんですね。その年って、野球選手よりサッカー選手で有名な人が多かったんですよ。今、小野伸二選手の名前を上げたんですけれど、高原(直泰)選手、稲本(潤一)選手、坪井(慶介)選手とか、代表クラスがそろっているんですよ。

DJケチャップ 「ゴールデンエイジ」ですもんね。

五十嵐 そうなんですよ。だから僕らの同年代で(野球の日本)代表で選ばれている選手がそんなにいなかったんですね。なので、その辺のなんか「代表になるぞ」というモチベーションになったのは覚えていますね。

DJケチャップ なるほどねえ。

五十嵐 だから、お友達になったときにはめっちゃうれしかったですね。「うわ! 小野伸二だよ!」みたいな(笑)。若いころから見ていたし、彼に刺激をもらいながらやっていてので、それはすごい良かったですね。

DJケチャップ このあたりは里崎さんも篠崎さんもいかがでしょうか? ほかの競技のアスリートで同い年、同級生で意識したものですか?

里崎 いやあ、誰が同い年か分からないですね。ボート界とか人間関係はどうなんですか?

篠崎 顔を合わせる機会がすごく多いので。レースになるとガチンコなので、難しいところはありますよね、やっぱり。

同じポジションの全員がライバルみたいなもの

【スポーツナビ】

DJケチャップ  続いて里崎さん、『全員』と出ました。

里崎 野球って、僕は特にキャッチャーなので、ポジションが1個しかないじゃないですか。まずは相手チームと戦う前に、自分たちのチームの同じポジションの全員に勝って初めてレギュラーになれるので。そういった意味では『全員』ですよね。プラスアルファで、レギュラーになったら12球団のキャッチャーと戦わなきゃいけない。まず、リーグの最低でも6人の中で1番にならないと、タイトルが取れないわけじゃないですか。「ベストナイン」「ゴールデンクラブ」とか。12球団でトップにいないと代表にも選ばれないので。そういった意味では、同ポジションの全員がライバルみたいなものですよね。

DJケチャップ そういうところで負けたくない気持ちだったり、相手からいろんなものを吸収しようという思いがあったからこそ、里崎さんは日本代表になられて世界チャンピオンのメンバーでも活躍しましたもんね(2006年の第1回WBC日本代表メンバーとしてチームの優勝に貢献。自身も大会ベストナインに選出された)。

里崎 だから人をめっちゃ見ますね。人を見て、反面教師じゃないですけど、同じ失敗をしないように。人を見てめちゃくちゃ勉強しますね。テレビ番組の企画で昔、古田(敦也)さんと谷繫(元信)さんがスローイングの仕方とかをやっていたのを見て、ちょっとこれやってみようと取り入れたりしていましたね。昔だと、テレビの企画でしか知る機会がなかったので。

五十嵐 そうですよね。

里崎 今はね、自主トレも他球団のいろんな人が交わってやっていますけど、昔はそんなことなかったんで。そういったところからでも、どん欲に盗んでいくていう感じでしたよね。

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