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【試打計測】いま最注目！スリクソンの新作「ZX4 アイアン」

スポナビGolf 2021年4月28日 8:00

【スポナビGolf】

マスターズを制した松山英樹プロがツアーで使用していることで注目を集める「スリクソン」。そこで今回は、ティーチングプロの石井良介さんに最新作の「スリクソン ZX4 アイアン」を試打計測してもらい、その感想を語っていただきました。

スリクソン ZX4 アイアン

ZX4アイアンの特徴

【スポナビGolf】

新しく発表されたスリクソン ZX4 アイアンは、フェースは鋳造フェースレーザーミーリング加工、ボディはロストワックス精密鋳造になっています。シリーズ共通の見た目がシャープなアイアンですが、中空構造になっていてソールが広いのが特徴です。

ZX5やZX7アイアンと並べても極端に違わない見た目で、組み合わせて使うこともできそうに見えます。ミラーやサテンという仕上げの部分で見せ方を工夫してるんだと思います。

期待するのは球の上がりやすさや飛距離なので、実際ZX5やZX7とどういう風に変わってくるのか、試打して見ていきます。

ZX4アイアン試打　：使用クラブ(＃7 ロフト28.8°)シャフト：N.S.PRO 950GH neo(S)

【スポナビGolf】

マットの上ですが、すごく抜けが良くクラブがスッと滑ってくれるので、弾く感じがあります。ZX5よりも軽くてボールを弾いて飛ばしてくれる印象です。
とにかく球が高く、軽く打っても距離が172ヤードキャリーでいくというのはすごいですね。

【スポナビGolf】

ちょっと飛ばして打ってみます。飛び系アイアンというカテゴリーに入ってくるとは思いますが、見た目はミッドサイズ中型で丁度良い感じの安心感があります。アマチュアゴルファーがコースでプレーするのに楽に感じるフェースサイズでしょう。

ZX4とZX5･ZX7比較

ZX5と今回のZX4をパッと見比べてみると、トップブレードの厚さはZX4の方が若干太い感じがします。

【スポナビGolf】

ZX5の形状は三角形で角がある感じで、ZX4の方がほんの少しだけ丸みがあり、フェース面を大きくして球を弾くような印象があります。ZX4だけ単品で見ると「これでもいいかな」と思ってしまうところが作りの良さだと思います。

ZX5アイアン試打　：使用クラブ(#7 ロフト31°)シャフト：N.S.PRO 950GH DST(S)

【スポナビGolf】

ZX5も小気味いい弾く感じもします。ソールが広くてフェースの下に当たった時に拾ってくれる感じはするんですが、ZX4はZX5よりも球を上げてくれて、弾く要素を感じます。

どこまで球を上げて欲しいかとか、どこまで弾いて欲しいか、自分のゴルフにとってどちらが有益かを考えながら、2機種を選んでいただければ良いと思います。

ZX7アイアン試打　：使用クラブ(#7 ロフト32°)シャフト：N.S.PRO 950GH DST(S)

【スポナビGolf】

ZX7は見るからにプロが使うシャープなアイアンなので、ZX4とZX7どちらかを選ぶというよりは、ZX4をロングアイアンとして使い、短い番手をZX7、間にZX5を入れて組み合わせて使うというのもアリかもしれません。

ZX4を選ぶポイント

【スポナビGolf】

ZX4が発売されたのに合わせて、改めてZX5もZX7も打たせていただきました。ZX4は、ボールの弾き感・初速感、球を上げてくれるので、3クラブの中で一番お助け感があるというところです。

見た目や、ソール幅は広いけど抜けてくれる感じもあるので、球を飛ばしたい、上に上げたいという方はZX4アイアン。自分で意のままに操りたいという方はZX7アイアン。操りたいけどちょっと自信が無い、助けて欲しいという方はZX5がおすすめです。

実際3機種を試してからそれぞれから選んでも良いですが、3機種の組み合わせで使うのもアリですね。参考にして試してみてください。

スリクソン ZX4 アイアン