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箱根路への復活を期す名門・山梨学院
“意識変わった”エース中心にどう戦うか

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大敗から1年、変えたのは選手の意識

昨年の箱根駅伝予選会では17位に落ち込み、本大会33回連続出場の伝統を途絶えさせてしまった山梨学院大学。今年は名門復活となるか
昨年の箱根駅伝予選会では17位に落ち込み、本大会33回連続出場の伝統を途絶えさせてしまった山梨学院大学。今年は名門復活となるか【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 昨年10月の第96回箱根駅伝予選会。山梨学院大の落選は衝撃だった。1987年の第63回大会で初出場を果たし、平成すべての大会に出続けた常連校。2019年の第95回大会ではチーム史上最低の成績となる21位に終わり、チーム力の低下が懸念されていたが、悪い流れを止めきれず、令和最初の予選会で連続出場を33回で途切れさせてしまった。通過した10位中央大との差は9分28秒の17位で、惜敗ではなく大敗を喫した。


 昨年2月にコーチから昇格したばかりの飯島理影駅伝監督は敗戦直後、「練習自体は順調にできていたし、故障者も出なかった。それでもここまで弱くしてしまったということは何かを変えなければいけないということ」と話し、練習の組み立て方やメニューについて抜本的な改革を示唆していた。


 あれから1年、今年も間もなく予選会が行われる。実際のところ、山梨学院大は大きな方針転換をせずにここまで強化を進めてきた。飯島監督はその意図を話す。


「これまでをすべて否定する必要はないと考えました。変えたのは練習の意図を選手にしっかりと説明する点。なぜこの練習をやるのか。どんな効果を狙っているのか。前回は終盤に大きくタイムを落とす選手が多かったので、どうすればそれが回避できるのか。細かく伝えて、練習に臨むようにしてきました」


 変更ではなく、より丁寧な指導へとシフトしたということだろう。

加藤康博

1976年埼玉県生まれ。スポーツライター、ノンフィクションライター。国内外の陸上競技に加え、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールといった“フットボール全般”の取材をライフワークとする。スポーツだけでなく、「スポーツの周辺にある物事や人」までを執筆対象としている。著書に『消えたダービーマッチ』(コスミック出版)

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