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C大阪ロティーナ監督がラ・リーガを展望
「誰もがクボに期待している」

Jリーグは今季20〜22選手で戦うべき

ロティーナ監督はJリーグについても言及。今季を戦う難しさ、観客動員の影響を語ってくれた
ロティーナ監督はJリーグについても言及。今季を戦う難しさ、観客動員の影響を語ってくれた【スポーツナビ】

――新型コロナウイルスの影響があり、セレッソ大阪ではチーム作りや試合の準備など大変だと思いますが、どのように対応しているのでしょうか?


 まず中断期間があり、自宅でのビデオを使ったトレーニング、練習を再開後も少人数でのトレーニングなどを経て、少しずつ状況に適応していきました。現時点における例年との一番大きな違いは、本来は9カ月かけて戦う日程を5カ月に短縮した結果、毎週水曜と日曜に試合が組まれる過密スケジュールとなっていることです。例えば我々は今月だけで9試合も戦わなければなりません。そこで出てくるのがケガの問題です。全治1カ月のケガ人が出たとして、例年ならば4、5試合の欠場で済むところが、今は8〜10試合失うことになります。


 それに連戦の中では、次の試合のための準備期間も短くなり、練習内容も制限されます。我々はこういった変化に最善の形で対応しようと試みていますが、注意しながらやらなければなりません。なぜならCLなどのコンペティションで戦っているヨーロッパのビッグクラブとは違い、日本のチームのほとんどは週2試合ペースの連戦に慣れていないからです。5カ月に短縮された今季は15、16人の選手だけは足りない。今季は20〜22選手で戦うべきリーグなのです。


――Jリーグは5000人以下の観客を入れて開催しています。観客の少なさはチームのパフォーマンスに影響していますか?


 プロのフットボールは観客とともにプレーするもの。私はプロにとって重要な要素がふたつあると考えています。ひとつは公式戦がテストの場だということ。いくら良いトレーニングをしても、重要なのは公式戦であり、そこで結果を出せなければ意味がありません。もうひとつは、テストの是非を判断するのは観客だということ。その意味で無観客の試合は、ファンがテレビで見てくれていると分かっていても、やはり違うのです。


 幸いにも我々はすぐに5000人以下の観客を入れてプレーできるようになりましたが、違いを感じました。個々が数メートルの距離を置いていても、スタジアム中にファンがいるようでした。たとえ少ない人数でも、無観客と比べればはるかに良い。無観客でのプレーは悲しい気持ちになりました。我々には観客の力が必要なのです。


* * *


 後半の質疑応答では、時間内にさばききれないほど多くの質問が寄せられた。最後に今回のセミナーを手がけたコディーナ氏は、参加者や関係者への感謝を述べるとともに、新たなセミナーの開催を約束して講演を締めくくった。


「視聴者の皆さんに感謝します。皆さんが楽しんでいただけたなら幸いです。スペインの文化とその中に生きるクラブについて、多様性に富んだプレゼンテーションができたと思います。この経験を生かし、インスティトゥト・セルバンテス東京とともに第4回の開催に向けて動き出していきたいと思います。また次のラ・リーガ・セミナーでお会いしましょう」

工藤拓
工藤拓

東京生まれの神奈川育ち。桐光学園高‐早稲田大学文学部卒。幼稚園のクラブでボールを蹴りはじめ、大学時代よりフットボールライターを志す。2006年よりバルセロナ在住。現在はサッカーを中心に欧州のスポーツ取材に奔走しつつ、執筆、翻訳活動を続けている。生涯現役を目標にプレーも継続。自身が立ち上げたバルセロナのフットサルチームは活動10周年を迎えた。

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