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敏腕スカウトが目を光らせる左腕2枚看板
横浜・松本、静岡商・高田が秘める能力は

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敏腕スカウトによる高校球児の評価。東日本投手の中でも注目の選手とは
敏腕スカウトによる高校球児の評価。東日本投手の中でも注目の選手とは【瀬川ふみ子】

 プロを目指す高校球児たちは、前代未聞のシーズンを過ごしている。苦境に直面しながらも、上の世界を見据えて自己鍛錬に励んでいる。そんな高校生ドラフト候補を、今まで何人もの“ダイヤの原石”を発掘したプロのスカウトはどのように評価しているのか。敏腕として鳴らす、広島東洋カープのスカウト統括部長・苑田聡彦氏と、中日ドラゴンズのアマスカウトチーフ・米村明氏がたっぷりと語ってくれた。


 第4回は、「東日本投手」編。経験豊富な2人の敏腕スカウトが高く評価しているのは、松本隆之介(横浜)と高田琢登(静岡商)のサウスポー2人だ。それぞれを同じように評価しているポイントもあれば、独自の視点から好素材を見抜こうとする鋭い眼力も垣間見える。また、“将来性”、“育成型”という観点では、どの投手に注目しているのか、苑田、米村両スカウトが明かしてくれた。

松本隆之介(横浜/187cm、77kg、左左)

苑田スカウト「起用しやすいサウスポー」


 バランスが良くキレのあるボールを放れる左投手ですね。スピードも146キロぐらいは出ています。横浜には昨年も及川雅貴投手(阪神、ドラフト3位)という左の好投手がいましたが、及川投手は指にかかったときのストレートはやっぱりすごかったです。松本投手のストレートもこれからもっと良くなっていくでしょう。コントロールはいいので、使う方としては使いやすい投手ですね。


米村スカウト「ポテンシャルは一番高い」


 今年の高校生の左投手の中では一番ポテンシャルがあるかなと。コントロールには少し危うさがありますが、柔らかさがあるし、指にかかった球は一流です。昨年も左の及川投手がいましたが、私は及川投手よりも松本投手の方が良くなるんじゃないかと思って見ています。投手っていうのは、いいときでも悪いときでも、気持ちを変えずに淡々と投げられるのが大事。在学中に、監督の交代劇などがあって、チームとして大変な時期もあったと思いますが、その間も、自分でちゃんとやってきたのでしょう。気持ちが強いと見受けられるところも、投手出身の私はとても買っています。


 ただ、われわれスカウトが見に行くと、いいところを見せようと意識してしまうのか、毎回力んでしまっている。甲子園にも行けなかったので、なんとかアピールしたかったんでしょう。こちらはすでに球のすごさは知っているので、コンビネーションなどを見たかったんですけどね。とはいえ、投げ方に変なクセもないですし、今後、うまく成長していけば、いい左腕になっていきますよ。

高田琢登(静岡商/177cm、72kg、左左)

苑田スカウト「頭から使ってみたい」


 左腕で伸びしろがあるといったら高田投手です。キレのいいボールを投げるし、カットボールがいい。ちょっと波があるらしいですけど、ビデオを見たらすごく良かった。肘の使い方が柔らかいし、キレのあるストレート、スライダーも右打者にコントロール良く投げられている。あのぐらい投げられていたら高く評価できます。荒れることもないので使いやすいし、リリーフという話もありますが、私だったら、最初は頭から(先発で)使いたいですね。


米村スカウト「しっかりフォームを作っていけば…」

瀬川ふみ子

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