バイエルン、バルサ相手に7年前の再現狙う 戦力充実のマンCはリヨンを圧倒か
好対照なシーズンを過ごしたバルサとバイエルン。準々決勝屈指の好カードで勝負のカギを握るのは、それぞれメッシ(左)、レバンドフスキ(右)という不動のエースの出来だ 【Getty Images】
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バルサは歴史的大逆転負けの悔しさを胸に
・キックオフ/8月14日:20時(日本時間8月15日:4時)
・会場/エスタディオ・ダ・ルス(リスボン)
・準決勝進出予想オッズ/バルセロナ2.25倍:バイエルン1.57倍(ウィリアム・ヒル社)
・過去の対戦成績:バルセロナの2勝2分け6敗
※世界的監査法人デロイトが発表したサッカークラブの長者番付『デロイト フットボール マネーリーグ』より。2020年1月発表の18-19シーズンの収益。
〇バルセロナ(ランキング1位/8億4080万ユーロ=約1047億円)
×バイエルン(ランキング4位/6億6010万万ユーロ=約822億円)
入場料収入、放映権収入、商業収入をもとに、世界で最も裕福なクラブをランキング化した『デロイト フットボール マネーリーグ』。
18-19シーズン、前年首位のレアル・マドリーを逆転し、初めてトップに立ったのがバルセロナだった。しかもマネーリーグ史上初の8億ユーロ超えだ。そして対戦相手のバイエルンも4位にランクイン。2位マドリー、3位マンチェスター・ユナイテッドが不在だけに、今回の対戦は文字通り、リッチクラブ同士による準々決勝最大の目玉カードとなった。
もっとも、バルサの場合は負債額も大きく、それも考慮した財務ランキングの2020年度版『Soccerex Football Finance 100』では、健全経営のバイエルンが3位をキープしたのに対し、バルサは12位に沈んでいる。
※UEFAクラブランキングより。
〇バルセロナ(ランキング2位)
×バイエルン(ランキング3位)
過去5シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)での実績に基づいて算出されるUEFAクラブランキング。ともに15年以上連続でCLの決勝トーナメントに進出しているが、昨季ベスト16敗退のバイエルンを、5年連続ベスト8以上のバルサがわずかに上回った格好だ。12-13シーズン以来、頂点から遠ざかっているバイエルンはもちろん、一昨季は準々決勝でローマに、昨季は準決勝でリバプールに、2年連続で歴史的な大逆転負けを喫したバルサも、今季こそはとの思いが強いはずだ。
※ドイツの移籍情報専門サイト『Transfer Markt』より。
〇バルセロナ(9億8320万ユーロ=約1228億円)
×バイエルン(9億2925万ユーロ=約1160億円)
推定市場価格の総額もほぼ互角で、いずれも1000億円の大台を突破している。バイエルンは来季からの加入が決まったザネ(マンチェスター・シティから)を含めて14人が、バルサはすでにユベントス移籍が決定しているアルトゥールを含めて12人が3000万ユーロ超え。それでもバルサがわずかに上を行くのは、33歳にしてなお1億1200万ユーロという高額の値札が、大エースのメッシに付いているからだ。
CLでの采配経験が少ない両指揮官だが…
独自のカラーを打ち出せず、強いリーダーシップも発揮できなかったキケ・セティエン。来季もバルサの監督の座に留まるためには、CLの舞台で勝ち続けるしかない 【Getty Images】
※チャンピオンズリーグでの采配経験。
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