CL準々決勝を「七番勝負」で予想する データ上で優勢なのはパリとアトレティコ
アタランタはイリチッチ、パリはディ・マリアなどが不在。ともに攻撃力が魅力の両チームだが、欠場者の穴をそれぞれサパタ、ネイマールがどこまで埋められるかがポイントだ 【Getty Images】
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世界で五指に入るリッチクラブに対して
・キックオフ/8月12日:20時(日本時間8月13日:4時)
・会場/エスタディオ・ダ・ルス(リスボン)
・準決勝進出予想オッズ/アタランタ2.20倍、パリ1.61倍(ウィリアム・ヒル社)
・過去の対戦成績:初対戦
※世界的監査法人デロイトが発表したサッカークラブの長者番付『デロイト フットボール マネーリーグ』より。2020年1月発表の18-19シーズンの収益。
×アタランタ(ランキング圏外)
〇パリ(ランキング5位/6億3590万ユーロ=約795億円)
入場料収入(チケット収入、法人の年間シート契約を含む)、放映権収入(国内リーグ、各種カップ戦出場からの分配金を含む)、商業収入(スポンサー収入、マーチャンダイジング収入など)をもとに、世界で最も裕福なクラブをランキング化したのが、『デロイト フットボール マネーリーグ』だ。
18-19シーズンに最も収益を上げたのはバルセロナで、以下、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルンとメガクラブが名を連ねるが、それに続く5位にランクインしたのがパリだった。商業利益のみのランキングでは、バルサに次いで2位につける。
一方のアタランタは、発表された30位までのランキングには入れず。やはりクラブの格ではパリに大きく見劣りする。
※UEFAクラブランキングより。
×アタランタ(ランキング51位)
〇パリ(ランキング7位)
過去5シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)での実績に基づいて算出されるUEFAクラブランキング。17-18、18-19シーズンにヨーロッパリーグ出場、今季はCL初出場でベスト8進出と近年の台頭が目覚ましいアタランタだが、それでも51位止まり。8シーズン連続で決勝トーナメント進出中のパリが、ヨーロッパ・カップ戦における実績でも上を行く。
※ドイツの移籍情報専門サイト『Transfer Markt』より。
×アタランタ(2億6170万ユーロ=約325億円)
〇パリ(7億8845万ユーロ=約980億円)
推定市場価格の総額では、パリがアタランタに3倍近い大差をつけた。アタランタで3000万ユーロ超えの選手がコロンビア代表FWのサパタ(3600万ユーロ)一人に対して、パリは1億8000万ユーロのムバッペを筆頭に、ネイマール、イカルディなど6人が3000万ユーロを超える。タレント力、選手層の厚みでもアタランタを圧倒しているわけだが、それでもマンチェスター・シティやバイエルンに比べればその数は少なく、レギュラーと控えの実力差が読み取れる。
戦術面の完成度ではアタランタか
初出場のCLで旋風を巻き起こすアタランタ。就任4年目のガスペリーニ監督の下で大躍進を遂げるイタリアのプロヴィンチャが、さらなるサプライズを提供するか 【Getty Images】
※チャンピオンズリーグでの采配経験。
×アタランタ(ガスペリーニ監督/9試合:4勝1分け4敗)
〇パリ(トゥヘル監督/26試合:15勝5分け6敗)
ドルトムントを率いた16-17シーズンにベスト8進出を果たすなど、CLの決勝トーナメントに限ると、これまで8試合で指揮を執ったトゥヘルに対して、ガスペリーニは今季のバレンシアとの2試合(ラウンド16)が初采配。インテル時代の11-12シーズンにはグループステージでトルコのトラブゾンスポルに敗れ、その約2週間後に解任される屈辱も味わっている。ただし、就任2年目のトゥヘルのチームよりも、戦術面の完成度では、就任4年目のガスペリーニ率いるアタランタが上回るかもしれない。
■七番勝負(5):攻撃力
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