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欧州チャンピオンズリーグ2019-20
逆転突破へマンCとの決戦に臨むマドリー
戦術アナリストが授ける「4つの策」とは

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敗れたファーストレグでもゴールを決めたイスコを、今回も「偽のウイング」として起用したい。ポゼッションを高めて、S・ラモス不在の最終ラインの不安を軽減する狙いだ
敗れたファーストレグでもゴールを決めたイスコを、今回も「偽のウイング」として起用したい。ポゼッションを高めて、S・ラモス不在の最終ラインの不安を軽減する狙いだ【Getty Images】

 新型コロナウイルスの感染拡大によって延期となっていたチャンピオンズリーグのラウンド16・第2レグの4試合が、現地時間の8月7、8日に行われる。なかでも一番の注目は、マンチェスター・シティ対レアル・マドリーの一戦(日本時間8月8日の午前4時キックオフ)だろう。ホームでのファーストレグを1-2で落とし、しかも大黒柱のセルヒオ・ラモスを出場停止で欠くマドリーに、はたして逆転突破の目はあるのか。スペイン人戦術アナリストが、マンC攻略のポイントを教えてくれた。

「ボールを握れる」イスコを右で使う効果

 レアル・マドリーとジネディーヌ・ジダンにとって、挑戦しがいのある一戦だ。


 1点のビハインドでアウェーに乗り込むスコア的な要素(本拠地サンチャゴ・ベルナベウで2つのアウェーゴールを与えたのは痛かった)に加え、その難易度を高くしているのが、ファーストレグの一発退場で出場停止となったセルヒオ・ラモスの不在だ。


 この偉大なカピタンの存在感はこうした大一番でこそ発揮され、事実、過去のチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメントにおいて、S・ラモスが欠場した計7試合のうち、マドリーが勝ったのはわずかに1試合だけなのだ(通算1勝1分け5敗:唯一の勝利は2014-15シーズンのラウンド16、アウェーのシャルケ戦)。


 いかに中断期間明けのラ・リーガで無敵の強さを誇り、3年ぶりの覇権奪還に成功した勢いのあるマドリーとはいえ、強敵マンチェスター・シティ(マンC)を逆転するのは簡単ではない。ただ、それだけに興味深いのが、この状況でジダン監督がどのような策を講じてくるか、だ。


 本稿では文字数の制限もあるため、S・ラモスの欠場によるマイナスの要素を列挙することはあえてしない。メンタル、戦術の両面でその影響が甚大であることは自明の理だからだ。


 ここでは、マンCを攻略し、逆転でのベスト8進出を果たすための「4つのポイント」に絞って話を進めていきたい。

ポイント1:イスコの「ファルソ・エストレーモ(偽のウイング)」起用


 マドリーの攻撃が、左サイドに比べて右サイドが弱いことは、もはや周知の事実だろう。

アレハンドロ・アロージョ

1986年、マドリード生まれ。当初は教員を志して資格も取得したが、フットボールへの情熱を捨て切れず、ジャーナリストに転身。『エコス・デル・バロン』時代はラ・リーガ、CLをメインに担当し、現在はフリーの編集者兼アナリストとして活躍する。テニスにも造詣が深い。

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