パ・リーグ各球団の週間MVPは? 柳田は好調維持、涌井は“ノーノー未遂”

ベースボール・タイムズ

パ・リーグ各球団の週間MVPは? 【写真は共同】

 2020年のプロ野球シーズン・第8週(8月4日から8月9日まで)における各球団の週間MVPを選出する。
ソフトバンク:柳田悠岐

 先週、楽天との首位攻防6連戦を2勝4敗と負け越したソフトバンク。首位に並ばれる結果となったが、3番・柳田は好調をキープして意地を見せた。第1戦で2安打3得点を記録した後、第2戦では4打数無安打も、第3戦以降は3試合連続のマルチヒット。その中で8月7日の第4戦の第1打席で11号ソロ、9日の第6戦の第4打席で12号ソロを放った。先々週も16打数7安打の打率.438の高打率マークした柳田は、先週の6試合で計24打数9安打の打率.375。今季通算打率.377で首位打者レーストップを快走するだけでなく、本塁打王争いでもトップと2本差に迫った。

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楽天:涌井秀章

 圧巻だった。楽天の涌井が、8月5日のソフトバンク戦で9回を1安打無失点での完封勝利。9回1死まで無安打に抑える“ノーノー未遂”に「そんなもんでしょうと思っています」と笑いながら、本拠地ファンの大きな拍手に「ようやく名前を覚えてもらえたかなと思っています」、「仙台のマウンドが合ってきたのかなと思い、もう少しはやく気付くべきでした」と振り返った。これで自己最長となる開幕6連勝をマークした涌井は、今季7試合で6勝0敗。10割の勝率はもちろん、勝ち星、防御率2.33もリーグトップで、奪三振49はリーグ2位。ソフトバンクとの首位攻防戦を4勝2敗と勝ち越したチームの中で、2009年の沢村賞右腕の全盛期を彷彿(ほうふつ)とさせるピッチングを披露し、多くのファンが酔いしれた。

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ロッテ:マーティン

 先週の6試合を4勝1敗1分けと勝ち越したロッテ。先々週に引き続いて好調だった打線の中で、存在感を見せたのがマーティンだった。第1戦、第2戦と無安打だったが、8月6日第3戦で1安打を放つと、続く第4戦でダメ押しとなる9号2ラン。そして翌8日の第5戦で10号2ランに2塁打2本で3安打4打点と大暴れすると、第6戦でも「いいスイングができた」と3戦連発となる先制の11号ソロを放ってチームの勝利に貢献した。女優の広瀬アリス似としても人気急上昇中の来日2年目の助っ人。先週の6試合では21打数6安打の打率.286で、3本塁打7打点の活躍だった。

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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