【試合結果】第72回黒鷲旗 全日本男女選抜バレーボール大会 グループ戦 第3戦 VS 富士通
グループ戦3連勝で決勝トーナメントへ首位通過
得点を決めて喜ぶ中村駿介選手と西山大翔選手 【Panasonic PANTHERS】
スターティングメンバー 【Panasonic PANTHERS】
【第1セット】
セッターは中村がスタートから起用され、オポジットには西山が出場した。序盤は西山のスパイクや兒玉のサーブとディフェンスを起点にして連続得点を奪う。垂水の強烈なサーブも決まり6-2で幸先の良いスタートを切った。12-7のテクニカルタイムアウト後も落ち着いてプレーを継続すると、西川のブロックなどでさらに得点を重ね大きくリードを広げていく。20-14で終盤へ持ち込んでからはサイドアウトがうまく取り切れず20-18の2点差まで詰め寄られるが、西山がサイドアウトをしっかり決めて清水、深津を2枚替えで起用。深津のサーブから連続得点を奪い25-18でセットを先取した。
【第2セット】
垂水が相手のブロックをうまく使いながら得点を決めると、パンサーズは緩急のあるサーブで相手にプレッシャーを与えていく。垂水は後衛に下がってからも強烈なバックアタックを何度も叩き込んで得点していくと西山や兒玉にブロックが飛び出して10-6のリードを奪った。テクニカルタイムアウト明けにも兒玉のブロックで13-6とすると、相手のミスを誘い連続得点する。その後も兒玉のサービスエースや西川のブロック、垂水のスパイクなど要所で確実に得点に繋げて25-14でセットを連取した。
【第3セット】
序盤は西山のシャットアウトで得点するなど良い形を作るが、お互いに点の取り合いとなり1点差の戦いが続いた。西川のファインプレーもあり10-8とリードするが、相手のブロックに捕まり11-12でリードを許してテクニカルタイムを迎えた。連続失点で11-14となり追いつきたいパンサーズだが相手の攻撃に苦しい状況が続きベテランの清水と深津を2枚替えで起用した。深津がサーブで期待に応えて15-17の2点差まで詰め寄った。しかし、そこからは精彩を欠き、ミスを出して連続失点を喫すると、最後まで流れを取り戻すことができずに20-25でセットを落とした。
【第4セット】
相手の思い切りの良いプレーに押され気味のムードであったが、垂水や西山がオフェンスでチームを牽引して抜け出すチャンスを探っていく。一進一退の攻防が続く中、西山が思い切りの良いスパイクを決め、中村もブロックで応戦すると徐々にリズムを取り戻していく。11-12でテクニカルタイムアウトを迎えてからも決め手を欠く中、相手のミスにも助けられて13-12と逆転に成功。シーソーゲームの展開が続き、17-17の同点の場面で清水と深津が2枚替えで起用されると、深津のサーブから垂水のブロックや清水のスパイクで連続得点を奪いパンサーズが一気に抜け出す。そのままリードを守り切り25-19でセットを奪って、セットカウント3-1でグループA組の1位通過を決めた。
明日5/4の決勝トーナメント準々決勝は、北海道イエロースターズ(グループB組2位)とAsueアリーナ大阪(大阪府大阪市)で対戦する。
〇試合後ティリ監督のコメント
最初は全て良かったのですが、第3セットから相手のミスが少なく、非常に良いプレーを続けていたため、私たちにプレッシャーがかかりました。
そんな中でもベテラン勢が落ち着いてプレーしていて素晴らしかったですし、明日も良い結果出すために頑張ります。
応援よろしくお願いします。
〇試合後中村駿介選手のコメント
個人のプレーとしては、第1、2セットは自分のリズムを崩さずクイックとパイプを絡めた攻撃を展開できたのですが、第3セットは少し考えすぎてトスを上げて思うような展開を作ることができなかったので、最後まで隙を見せずにプレーをすることが必要だと感じました。
チームとしては人数が少ない中でもパンサーズのアタッカー陣が頑張ってプレーをしているので、少しでも支えになれるようにチームとして戦っていきたいです。
ご声援ありがとうございました。
タイムアウトで指示を送るティリ・ロラン監督 【Panasonic PANTHERS】
チーム最多得点の西山大翔選手 【Panasonic PANTHERS】
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