連載:新庄剛志「もう一度、プロ野球選手になる。」

新庄が語る、天然芝と人工芝の守備の違い 手首を骨折した松井秀喜氏の守備を解説

新庄剛志
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第9回 新庄野球塾5――グラウンド編

多くの日本人プレーヤーも苦戦するメジャーの“芝”。日本の人工芝とメジャーの天然芝では何が異なるのか 【KAZUYA GONDO/アフロスポーツ】

「日本のプロ野球とメジャーでは、なにがいちばん違いますか?」

 インスタのフォロワーからは、日米の野球の違いについて聞かれることも少なくない。

 パワーやスピード、ボールの感触など、違うところはたくさんある。
 でも、意外に知られていないのが芝の違い。
 ざっくり言えば日本は人工芝が主流。反対にメジャーは天然芝が多いから、プレーを変えなければいけないんだ。
 例えば人工芝と天然芝だと、ゴロやバウンドの質が大きく変わる。

 人工芝は球足が速いから、内野手は多少深く守ることができる。これが天然芝だと球足が遅くなるから、捕ってから速い球を投げなければ間に合わない。実際に、その違いにとまどう日本人内野手は少なくない。
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著者プロフィール

1972年生まれ。福岡県出身。1990年、阪神タイガース入団。1999年の巨人戦で敬遠球を打ったことは大きな話題となる。2001年、米大リーグ球団メッツに移籍し、日本人選手で初めて投手以外の野手として登録。2002年に移籍したジャイアンツでは、日本人選手で初めてのワールドシリーズ出場を果たす。2004年、日本球界に復帰し、北海道日本ハムファイターズに入団。試合前のパフォーマンスが「新庄劇場」と呼ばれ、北海道に移転直後の日本ハム人気を盛り上げる。2006年、シリーズ開幕直後に引退宣言。日本ハムを日本シリーズ優勝に導いた。2019年11月、プロ野球選手として現役復帰を目指すことを宣言する。著書に『わいたこら。』(学研プラス)など。

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