
- 茂田浩司
- 2020年8月15日(土) 10:55
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今年でデビュー60周年を迎えたアントニオ猪木が、3つのターニングポイントを振り返る本企画。最終回は、総論としてこれからの未来のことについて語ってもらった。そこにも、誰もやらないことに挑戦する猪木イズム“闘魂”が隠されていた。
コロナのこの時期だからこそ「発想の転換」が必要
――これまでパキスタン、イラク、北朝鮮と「誰も行かないから俺しかいねえだろう」と単身で飛び込み、平和のために闘ってきた猪木さんの話をうかがってきました。ご自身の中には「正義の味方になりたい」という感覚はありますか?
正義か、悪か、あんまりそういう……。打算は全くないんでね。感じたことを瞬時に行動に移す、というか。そこは、皆さんがどう見るか分かりませんけど、俺は自分らしく。
まあね、世の中に害になるようなことはしてないつもりなんですけどね。
――もちろんです。
逆に「猪木イズム」とか何とかが勝手に独り歩きして、染まっちゃって失敗した人はいるんだけど、フフフ(笑)。
――そうなんですね。猪木さんのマネは、誰にもできないと思うんですが。
そういう意味では、世の中の、今、本当に仕組みというんですか。話が全く逸れてごめんなさい。
今、コロナの検査もわずか2分間で、唾液でできる検査がある。そういう研究をずっとやっているけど、厚労省がなかなか許可を出さない。いいものだから世の中に出るかといえば、そうじゃないんですよね。
それに関連して私は今、ゴミを消せるプラズマを推奨していますが、「日本国内でいくらやっても無理だよ、認可されるのは難しいよ」というんです。そこを私なりに発信をしていくべく活動をしています。
――誰もやらないことをやるのが、『猪木イズム』ですから、当然なわけですね。
もっと言えば、昔、朝日新聞が「プロレスごときは書かない」みたいなことを言ったから「いいから、書かせてやろうぜ」ってね。外電(海外の通信社が発信したニュース)が入ったら書かざるを得なかった。「ざまあみろ」ということがあったね(笑)。
――モハメド・アリ戦の時ですね。「朝日新聞に試合のことを書かせてやろう」というモチベーションが隠されていたとは。
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