連載:キズナ〜選手と大切な人との物語〜

相馬勇紀に芽生えた母親への感謝の気持ち 「親孝行は活躍する姿を見せること」

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後編・息子の出した結論に、母親はたくましさを感じた

2020シーズンは開幕から2戦連続でスタメン出場、リーグ戦第2節清水エスパルス戦では同点弾となるシーズン初ゴールを決めた 【写真提供:名古屋グランパス】

 相馬勇紀の母、靖子さんは、高校受験の際に、息子を将来、早稲田大学へ入学させることを考えていた。調布南高校は地域で一番の進学校というわけではなかったから、安定した成績を残せば、文武両道の早稲田大学への推薦入学の道も開けるのではないかと思い描いていたのだ。

 プロアスリートがいかに大変か。靖子さんは、夫の安紀さんが所属していたテニスクラブの後輩である松岡修造や、自身が対戦してきたトッププレーヤーなどを見て、スポーツで食べていくことの難しさを痛感していた。だから愛息が多くの選択肢を持てるようにと大学進学を後押しした。「スポーツを続けるとしても、いい大学に行きなさい。そうすれば就職のチャンスも広がるから」と何度も勇紀に言って聞かせた。

 そうした中で高2の時に国体で優勝し、早稲田大学のスカウトの目にとまった。練習参加の機会をもらい、親子ともに早稲田大学に入ることへの思いが強くなった。そして自己推薦で入試を受けて合格し、名門校でサッカーを続けることになった。
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