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もう一度、地道なリハビリをやり直して…
中村憲剛はついに感覚を取り戻した

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左膝の痛みが癒え、つらいリハビリをやり直してきた中村憲剛はJ1が再開した7月4日、ついに部分合流を果たす
左膝の痛みが癒え、つらいリハビリをやり直してきた中村憲剛はJ1が再開した7月4日、ついに部分合流を果たす【(C)Suguru Ohori】

「過負荷と柔軟性の欠如が痛みの原因だったように思います。順調にリハビリが進んでいただけに、気づかないうちに自分自身を追い込んでしまったところもあって、そのせいで逃げ場がなくなり、結果的に膝のお皿の部分に痛みが生じたんだと思います」


 前十字靱帯に加え、半月板をも損傷した大ケガからの復帰を目指す中村憲剛は、左膝に感じていた痛みの正体について振り返った。

膝の筋力は1〜2カ月くらい前までに低下

 痛みが出た時期が、新型コロナウイルス感染症による活動自粛期間と重なっていたこともあり、リハビリを担当してくれている高木祥PT(フィジオセラピスト)やドクターとはオンライン上でやり取りしながら、中村は自らの身体や症状と向き合った。


「原因が分かってからは、まずは膝の柔軟性を高めようという方向性になり、膝の皿を動かすところから始めて、膝の曲げ伸ばしも今まで以上に重点的にやり出したら、少しずつ痛みがなくなり始めたんです」


 チームの活動自粛期間が明け、全体練習が再開するのと歩調を合わせるように、苦しんでいた中村も、ようやく光りを見出していた。


「大袈裟に言えば、一からリハビリをやり直した感じです。ある程度の筋力はありましたけど、地道なリハビリをもう一度、繰り返してきたところはあります」


 高木PTも同調する。


「クラブハウスでリハビリを再開したときに、足を触った感覚としては、筋力も落ちてしまっていましたね。ゼロまで戻ってしまうようなことはなかったですけど、足の細さだけで言えば、1〜2カ月くらいは前に戻ってしまっていたかもしれません。ただ、ベースはできていたので、刺激を入れていけば、筋力がついてくるのも早かったですね」


 中村が振り返る。


「6月2日にスパイクを履いて、久々にボールを蹴りましたけど、まだ加速走とかはできていなかった。そこまで筋力が戻っていなかったですからね。太ももの太さもだいぶ落ちてしまっていましたから。3月の時点では、普段のシーズン中よりも太かったくらいですからね。それがまた細くなってしまった。自分自身で分かっていたこととはいえ、それなりにショックは受けましたよね」

原田大輔

1977年、東京都生まれ。『ワールドサッカーグラフィック』の編集長を務めた後、2008年に独立。編集プロダクション「SCエディトリアル」を立ち上げ、書籍・雑誌の編集・執筆を行っている。ぴあ刊行の『FOOTBALL PEOPLE』シリーズやTAC出版刊行の『ワールドカップ観戦ガイド完全版』などを監修。Jリーグの取材も精力的に行っており、各クラブのオフィシャルメディアをはじめ、さまざまな媒体に記事を寄稿している。

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