連載:Jリーグ「移籍・新戦力」を総ざらい

五輪代表候補も続々とJリーグへ 大卒ルーキーの「即戦力」ナンバー1は?

竹中玲央奈
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ユニバーシアード優勝メンバーでもある三笘(左)と旗手(右)をはじめ、“即戦力度”が高い大卒ルーキーをランキング形式で紹介する 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 東京五輪を目指すU-23日本代表に、三笘薫(筑波大→川崎)、田中駿太(大阪体育大→札幌)、旗手怜央(順天堂大→川崎)らが断続的に招集され、昨夏に法政大のサッカー部を辞めて一足早くプロ入りした上田綺世(鹿島)は、同大会で主力として期待される。彼らのような“大学サッカー発”の選手が活躍することで、このカテゴリーが注目される機会が増えてきた。

 そして、今年Jリーグ入りする東京五輪世代の大卒選手には有望株が多い。プロの舞台で1年目から結果を残すのは誰か。入団するクラブのチーム事情も加味して、とくに“即戦力度”が高い大卒ルーキーをランキング形式で紹介していく。

10位:眞鍋旭輝(DF)

桐蔭横浜大の頼れる主将は、ルーキーイヤーから山口の最終ラインで存在感を示せるか 【竹中玲央奈】

【眞鍋旭輝のプロフィール】
桐蔭横浜大→レノファ山口(J2)
1997年10月17日、182センチ76キロ、大津高卒


 昨年の関東1部とインカレでともに準優勝した桐蔭横浜大において、下級生時から主力として活躍していたセンターバック(CB)だ。大学屈指の対人能力と空中戦の強さを誇り、リーグ戦でも多くのFWを苦しめた。97年には、デンソーカップチャレンジサッカーで2学年上の守田英正(流通経済大/現川崎)らとともに関東選抜Aを優勝に導き、1年生ながらベストイレブンに選ばれている。

 下級生時から指摘されていたウイークポイントがビルドアップ。大学での4年間を通じて課題克服に努めてきたが、“霜田レノファ”で要求される水準にはまだ達していないかもしれない。それでもポテンシャルは大きく、伸びしろは十分ある。
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著者プロフィール

“現場主義”を貫く1989年生まれのロンドン世代。大学在学時に風間八宏率いる筑波大学に魅せられ取材活動を開始。2012年から2016年までサッカー専門誌『エル・ゴラッソ 』で湘南と川崎Fを担当し、以後は大学サッカーを中心に中学、高校、女子と幅広い現場に足を運ぶ。㈱Link Sports スポーツデジタルマーケティング部部長。複数の自社メディアや外部スポーツコンテンツ・広告の制作にも携わる。

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