秋のG1で荒れるレース、堅いレースは? 本命党・穴党の狙いどころをピックアップ
ターゲットにすべきはどの一戦か
単勝・馬連・3連複の配当集計
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
こうした特定の1レースの影響が少なく、荒れる年が多いのは今週行われるスプリンターズSで、平均配当は3券種すべてで高配当ベスト4にランクイン。穴党にとっては、シーズン最初から高配当獲得最大のチャンスが訪れることになるかもしれない。また、同じ短距離路線であるマイルCSも単勝と馬連で平均配当3位を記録している。
そしてスプリンターズSとは逆に、3券種すべて低配当ベスト4に入るのが、秋のG1・2レース目の秋華賞と、有馬記念だ。本命党なら、スプリンターズSでまずは試運転を終え、次の秋華賞で勝負ということになるだろう。また、有馬記念のほか天皇賞(秋)、ジャパンCで形成される、いわゆる「秋の古馬三冠」は、3券種のうち1つ以上が低配当ベスト4に入っている。おおむね、天皇賞(秋)→ジャパンC→有馬記念と進むにつれて波乱度は低下していく傾向だ。
1番人気馬の成績(複勝率順)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
また、レースごとの勝率に注目すると、11レース中9レースが40.0〜50.0%とほぼ横並び。そんな中、マイルCSとエリザベス女王杯の1番人気は、過去10年で1勝のみに終わっている。