今週末の重賞は、中山で古馬G2のオールカマー、阪神で菊花賞トライアルの神戸新聞杯がいずれも日曜日に行なわれる。昨年の当欄では神戸新聞杯を取り上げているので、今回はオールカマーを分析したい。今年は出走登録が10頭と少々寂しいものの、レイデオロ、ウインブライトという2頭のG1馬が出走を予定しており、その走りをしっかりと見届けたいところ。もちろん、ほかの馬も秋の飛躍につなげるために2頭を食う走りを見せたいはずだ。そんなG2戦を、過去10年のデータから展望してみたい。ただし、新潟開催となった14年は除外し、実際には9年分が集計の対象となる。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。