森友哉、捕手4人目の首位打者なるか? 礒部公一氏が分析「似ているのはガッツ」
低めのボール球でもヒットにしてしまう森の打撃センス。その理由とは? 【写真は共同】
まだ24歳の若さでなぜそこまで打てるのか。彼のすごさはどこにあるのか。球界が求め続ける「打てる捕手」を取り巻く論争と、森が将来的に目指すべき姿は。森選手と同じく左打ちの捕手としてプロ入りし、大阪近鉄の「いてまえ打線」で中軸を担った礒部公一氏に話を聞いた。
頭が動かない森のフォーム
マルチアングル映像から森友哉のバッティングを分析 【写真:パ・リーグインサイト】
礒部 入団したときから最低限、3割15本は行くだろうと見ていました。まだ24歳ですし、35歳まで試合に出るとしたらあと11年。怪我さえなければ2000安打くらい打つと思いますよ。
――森選手のバッティングの特徴は?
礒部 あの体であれだけバットを振れるのは、まず下半身が強いです。高校時代に猛練習して基礎ができていますし、筋肉質でしょうね。左(軸足)に乗せた力を、右の壁でぶつけてスピードを出す、足も使ってスイングしていくのも非常にうまいです。僕はバッティングの勝負は、トップの位置からボールにコンタクトするまでだと思っているのですが、それがブレませんし、距離もすごく短い。フォロースルーも大きく取っているので、しっかりとボールに引っかかってスピンの効いた打球を飛ばせます。
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