森友哉、捕手4人目の首位打者なるか? 礒部公一氏が分析「似ているのはガッツ」

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低めのボール球でもヒットにしてしまう森の打撃センス。その理由とは? 【写真は共同】

 超重量打線でリーグ連覇を目指す埼玉西武。その扇の要はプロ6年目の森友哉だ。ここまで127試合に出場し、22本塁打100打点、打率はリーグトップの3割3分6厘(461打数155安打)。捕手の首位打者となれば、プロ野球史上4人目の快挙となる。

 まだ24歳の若さでなぜそこまで打てるのか。彼のすごさはどこにあるのか。球界が求め続ける「打てる捕手」を取り巻く論争と、森が将来的に目指すべき姿は。森選手と同じく左打ちの捕手としてプロ入りし、大阪近鉄の「いてまえ打線」で中軸を担った礒部公一氏に話を聞いた。

頭が動かない森のフォーム

マルチアングル映像から森友哉のバッティングを分析 【写真:パ・リーグインサイト】

――森選手にはどういう印象を持っていますか?

礒部 入団したときから最低限、3割15本は行くだろうと見ていました。まだ24歳ですし、35歳まで試合に出るとしたらあと11年。怪我さえなければ2000安打くらい打つと思いますよ。

――森選手のバッティングの特徴は?

礒部 あの体であれだけバットを振れるのは、まず下半身が強いです。高校時代に猛練習して基礎ができていますし、筋肉質でしょうね。左(軸足)に乗せた力を、右の壁でぶつけてスピードを出す、足も使ってスイングしていくのも非常にうまいです。僕はバッティングの勝負は、トップの位置からボールにコンタクトするまでだと思っているのですが、それがブレませんし、距離もすごく短い。フォロースルーも大きく取っているので、しっかりとボールに引っかかってスピンの効いた打球を飛ばせます。
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