初の甲子園に挑む横浜の大器・阿部を筆頭に粒ぞろい 識者が選ぶセンバツの注目野手10選
※リンク先は外部サイトの場合があります
阿部葉太(横浜/3年/外野手)
センターの守備も打球に対する反応が良く、球際の強さも光る。スローイングは少しコントロールに課題が残るものの、肩の強さも十分だ。1年時から大器と騒がれながら今大会が初の甲子園出場となるだけに、これまでの鬱憤を晴らすような活躍を期待したい。
赤埴幸輝(天理/3年/遊撃手)
打撃面はまだ細身で力強さにやや欠けるものの、体の近くから鋭く振り出すことができてミート力は高い。脚力も申し分なく、長いストライドを生かしたベースランニングは迫力十分だ。選抜でパワーアップした姿を見せることができれば、一気にドラフト上位候補にもなりうるだろう。
古城大翔(花巻東/2年/三塁手)
たくましい体格を生かした豪快なスイングが売りで、ヘッドスピードと打球の速さには目を見張るものがある。ファーストストライクから積極的に振りに行ける思い切りの良さも魅力だ。サードの守備と走塁面には課題が残るとはいえ、貴重な右の大砲候補として楽しみな存在であり、この選抜では甲子園第1号にも期待がかかる。
見村昊成(東洋大姫路/3年/外野手)
新チームでももちろん不動の中軸を担い、昨年秋の近畿大会では全4試合でヒットを放ち、4割を超える打率を残してチームの優勝に貢献した。ボールを叩くインパクトが強烈で、外野の間を抜けていくライナー性の打球がいわば代名詞だ。ハイレベルな守備も必見だが、選抜では不発に終わった明治神宮大会の悔しさを晴らすようなバッティングを披露してほしい。
小堀弘晴(健大高崎/3年/捕手)
中軸を任されている打撃も鋭い振り出しで広角に強く打て、秋の関東大会では4試合で5割を超える打率を残した。まさに攻守の要と言える、今大会屈指の強肩強打のキャッチャーはプロからの評価も高い。大会連覇を狙うチームのキーマンの1人だ。