ドジャースのリポーター・ワトソンさんが語る日本の印象 山本由伸と交わした約束と佐々木朗希の印象とは?
彼が持っていたバッグに目を奪われたキリステン・ワトソンさんは、「そのバッグ、どこで買ったの?」と話しかけた。
詳細なやり取りまでは聞こえなかったが、山本が「東京」と答え、「じゃあ、開幕戦で日本へ行ったとき、ショッピングに連れてって」とワトソンさんがお願いしたところ、山本が「もちろん」と応じた。
今回、改めてワトソンさんに経緯を確認すると「そうなのよ」と頬を緩めている。
「彼にショッピングに連れてってお願いしたの。どこでもいいから、あなたの行くお店に案内してって」
きっかけもバッグで間違いなかった。
「彼が素敵なバッグを持っていて、私もいいバッグを持っているけど、彼のバッグは、私のものよりもおしゃれだった。私のコレクションに加えたいと思って」
ワトソンさんは、「それよりも彼がどんなところに連れてってくれるのか、それが楽しみ」と言う。
その様子はおそらく、彼女がリポーターを務めている 「スポーツネットLA」で放送されると思うが、2人が現れたら、周辺は大騒ぎになるのではないか。
日本について知っていること、楽しみな初来日
単なる仕事なのか。野球に興味を持ち、選手と接しているのか。そもそも、野球が好きなのか。その選手のことをどれだけ理解しているのか。
選手らは、よほどのことがない限り彼女のインタビューを断らない。もちろん、「スポーツネットLA」は、ドジャース傘下のテレビ局なので、“身内”でもある。
しかし、それだけではない。これまでいろんな現場で、中継局の男性リポーター、女性リポーターに接してきたが、ワトソンさんの近さはベテランレベル。昨年1年同じ現場にいて、それを知ることができた。頭の回転の良さ。スポーツに関する知識。話が自然と弾む。
やや話が脱線したが、彼女にとって今回が初来日になるという。
「(行けそうなチャンスが)あったかもしれないけど、結局は行けなかったので、今回が私にとって初めての日本訪問です」
日本について、どんなことを知っているのか? そんな質問には、こう答えている。
「美しい国で、みんな行儀正しくて、互いを尊重し、すごく街がきれいだって聞いています」
この辺りは、1月に日本を訪れたムーキー・ベッツから聞いたよう。
「あとは買い物をするところもいっぱいあって、もちろんご飯もすごく美味しいって、誰に聞いてもいいことばかり教えてくれるわ」
買い物に関しては正直、ロサンゼルスにも多くのお店があるので、どれだけ違いがあるのかわからない。ただ、カブスの若手成長株ピート・クルーアームストロングも「時間があったら、日本で買い物をしたい」と話しており、東京は“ファッションの街”として認知されているよう。
「デニムジーンズが買いたいんだ」と髪の毛を青に染めているクローンアームストロング。確かに、良質のデニムを見つけるのに苦労はしない。今回、ロースターに入った選手には、10万ドル(約1500万円)のボーナスが支給されるので、資金にも余裕がある。