キャンプにあると便利な「タープ」 サイズや形はどう選ぶ?
【写真:アフロ】
大きさだけでなく、形もタープ選びの重要なポイント。今回は家族や友達とのキャンプで使えるタープの種類と選び方を解説します。WILD-1デックス東京ビーチ店のキャンプ担当・石田さんからは「タープを使わないキャンプスタイル」の一例を聞いたので、そちらも参考にしてみてくださいね!
※リンク先は外部サイトの場合があります
タープがあれば、食事や料理の途中で雨が降り出しても安心
また、タープがあれば、食事や料理の途中で雨が降り出しても安心です。ティピーテントなど前室がないテントを設営する際は、テントの入り口にタープをかぶせる通称「小川張り」をするとテントの居住性が向上します。
日よけと雨よけはタープの基本的な機能ですが、タープは近隣サイトからの視線を遮る役割も果たします。また、夜にライトをつけて過ごしていると虫が寄ってきて厄介なので、落ち着いて過ごしたい方には蚊帳機能つきのタープを設置するのがおすすめです。
■タープがなくてもよい場合
当日の天気にもよりますが、キャンプ場全体が木陰になっている「林間サイト」では基本的にタープは不要です。タープを用意する前に、サイトがどんな環境かを調べておきましょう。
タープが必要になるのは主に食事の場面ですが、少人数の場合はテントの前室の布をキャノピーポールで地面と平行に固定して屋根を作るだけでも事足ります。また、夏以外の季節はそれほど日差しが強くないので、雨さえ降らなければタープがなくても問題ない場合が多いでしょう。
<アウトドアショップのワンポイントアドバイス!>
「最近はタープの代わりに2ルームテントを使う人も増えています。2ルームテントは、フライシートにだけポールがついていて、インナーシートはあとから吊り下げられるタイプが一般的です。日中はテント全体をリビングとして使い、夜だけインナーシートを吊り下げるようにすれば、スペースを有効に使えますよ」(WILD-1デックス東京ビーチ店・石田さん)
タープの形、サイズを選ぶポイント
■自立式タープ(シェード)
正方形の屋根を4本の脚で支えるタイプです。「屋根部分の支柱を広げる」「フライシートをかぶせる」「支柱の脚を伸ばす」の3ステップで設営できるので、初心者でも扱いやすいのが最大のメリット。自立式タープならロープを引っ張って外側にペグを打つ必要がないので、限られたスペースに無理なく設営できます。ファミリーキャンプで使いやすいのは200〜300センチ四方のサイズ。スクリーンつきのタイプを選べば虫を気にせず快適に過ごせます。
デメリットを挙げるなら、屋根の骨組みが重く持ち運ぶ際にかさばることです。また、屋根が地面と垂直なので横殴りの雨は防ぎきれません。別売りのシートで壁を作ることで西日や雨を遮断しましょう。
■レクタタープ(スクエアタープ)
垂直に立てたポールと複数のロープで固定するタープです。布地が長方形(レクタングラー)のものはレクタタープ、正方形のものはスクエアタープと呼ばれています。レクタタープは左右対称の屋根の形で使うこともできますが、ひとつの面を天井に、もうひとつの面を壁にして使えば、プライバシーを守る役割も果たします。居住面積を広く取れるので大人数での使用に最適です。4、5人のキャンプには4〜5メートル四方のサイズがおすすめですよ。
次に紹介するヘキサタープと比較すると横からの雨や風に弱いので注意しましょう。
■ヘキサタープ(ペンタタープ)
布地が六角形のものはヘキサタープ、五角形のものはペンタタープと呼ばれています。レクタタープより対角が長くなり、日差しや雨を効率的に遮ることが可能です。シルエットが個性的なのでキャンプサイトをおしゃれに見せることができることもメリットのひとつ。
ヘキサタープでは屋根の高さが低くなるので、バーベキューや焚き火をする際は火事に気をつけましょう。不安な方には不燃性素材を使った焚き火OKのタープがオススメです。
実用的なタープ4選
フレームに、強度・耐久性あるスチールフレームを採用した自立式タープです。アルミ製と比べて重量はありますが、頑丈なので少しコンディションが悪い場所での使用するのにも便利。トップカバー上部には風抜けのベンチレーションがあるので風が吹き込んでタープが倒れる事故も防げます。
キャプテンスタッグの自立式タープにセットして使えるスクリーンパネルです(タープ本体は別売り)。1mmメッシュを全面に装備し、タープ内への小さな虫の侵入を防ぎます。
450センチ四方の大型スクエアタープです。耐水圧は1500ミリと強い雨にも対応できます。2本のメインポールと12か所のグロメットを自在に組み合わせられるのでキャンプサイトに合わせたアレンジが可能。4〜8人でのキャンプにおすすめです。
抜群の遮光性で真夏のキャンプ場でも快適に過ごせるヘキサタープです。表面撥水加工を施したコットン製で、難燃シート(別売り)を取り付ければ、タープの下で焚き火やバーベキューが楽しめます。サイズは460×435センチ。ポールとペグは別売りなので必要に応じてそろえましょう。
日よけ・雨よけにタープは必須!
【企画編集:C-NAPS編集部/取材協力:WILD-1 デックス東京ビーチ店】
【C-NAPS編集部】
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