バーベキューは片付けが大変……コンロや鉄板のしつこい汚れをキレイに落とすコツ

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【写真:C-NAPS編集部/撮影協力:WILD-1 デックス東京ビーチ店】

 バーベキュー会場で周囲の応援を背に奮闘する火起こしとは異なり、片付けは地味で孤独な作業です。ススと油でギトギトになりながら、鉄板や網をこすり続けた経験は、アウトドア通なら一度はあるのではないでしょうか?

 そんな面倒で敬遠されがちな片付けも、実は便利アイテムの活用によって大幅に手間を省けます。今回は、バーベキューの片付けを楽にする理想的な段取りに注目。WILD-1デックス東京ビーチ店のキャンプ用品担当・石田さんに、バーベキューでリアルに使える片付けアイテムも伺ってきました!

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ステップ1:片付けを意識してコンロをセッティング

 バーベキューの片付けを楽にするポイントは、火を起こす前の「コンロの準備」にあります。バーベキューコンロには肉の脂やタレなどのしつこい汚れがつきがちなので、着火剤や炭を置く前にアルミホイルでコンロを覆いましょう。すると、その後のコンロの片付けはホイルを丸めてゴミ箱に捨てるだけで完了。それだけで手間がかなり省けます。ただし、薄いものだと外す際に破れてしまうので、バーベキュー用の厚手のホイルを使うとよいでしょう。

 また、ホイルにはツヤがある面とマットな面があります。ツヤがある面を上にして敷くと、炭火の熱が反射して食材に火が通りやすくなるので、ぜひ実践してみてください。
<アウトドアショップ店員のワンポイントアドバイス!>
「バーベキューコンロ用のアルミホイルは、今や必需品です。私もプライベートでバーベキューをするときは必ず使っています!」(WILD-1デックス東京ビーチ店・石田さん)
■ビジョンピークス BBQ用マルチホイル
 コストパフォーマンスに定評がある「ビジョンピークス」のバーベキュー専用アルミホイル。コンロに敷いて汚れを防ぐだけでなく、ホイル焼きなどのアウトドア料理にも使えます。幅30センチ、長さ8メートルと十分なボリュームで、1年に何度もバーベキューをする方にもおすすめです。

BBQ用マルチホイル VP160509E03 ビジョンピークス VISIONPEAKS
680円ほか

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ステップ2:網の汚れを焼き切る

 バーベキューが終わったら、炭を片付ける前に網を火であぶって、表面についた汚れを焼き切りましょう。網をそのままあぶるより、網より少し大きめに切ったアルミホイルをかぶせて焼いたほうが、コンロ内の温度が上がって汚れが燃えやすくなります。このときもツヤのある面を炭に向けるのがポイントです。

 キャンプなど、すぐにコンロを片付ける必要がない場合は、アルミホイルをかぶせたまま安全な場所で放置し、炭が自然に燃え尽きるのを待ちましょう。日帰りで時間がない場合も、食材を焼き終わってから30分くらいはコンロの上に網を置くことをおすすめします。

 片付けの手間を最小限にしたい場合は、使い捨ての網やプレートを使うのもひとつの手段です。
■焼きそばプレート アルミ製
 バーベキューコンロで使えるアルミ製のプレートです。焼きそばはもちろん、網で焼くと火が必要以上に燃え盛ってしまうような脂身の多いお肉を焼くときにも使えます。切った食材を並べておく食材プレートとしても重宝しますよ。

ステップ3:炭を処理する

 バーベキュー場などでは燃え残った炭を回収してもらえることもありますが、河原や家の庭でバーベキューをするなら、炭の火が消えるまで十分に注意を払う必要があります。炭の処理方法は「消えるまで放置する」以外に2つあります。状況に応じて最適な方法を選びましょう。

方法1:水を張ったバケツで1本ずつ消火
 炭の火を消そうとしてコンロに直接水をかけると、水がいっきに蒸発してやけどをする恐れがあり非常に危険です。火が自然に消えるまで待てない場合は、水を溜めたバケツに炭を1本ずつ入れ、手で触っても温かさを感じなくなるまで十分濡らしましょう。

 炭の内部がまだ温かいと、いくら表面を濡らしていても再燃する可能性があります。火の始末は最後まで丁寧に行いましょう。

方法2:炭の再利用が可能な火消し壺の活用
 火消し壺とは、金属製の密閉できるバケツのことです。火のついている炭を入れフタをして放置すると、バケツの中が酸欠になり、外に置いておくよりも火が早く消えます。火消し壺で処理した炭は再利用できるので、頻繁にバーベキューやキャンプをするなら、ぜひ持っておきたいアイテムです。

 火消し壺に炭を入れると容器が高温になるので、火が完全に消えるまでは触らないようにしましょう。底面も熱くなるので地面への直置きは厳禁です。火消し壺に炭を入れたらバーベキューコンロや平らな石などの上に置いて火が消えるのを待ちましょう。
■LOGOS ポータブル火消し壷
 ロゴスから発売されている火消し壺です。横17.5センチ、高さ22センチのサイズはレジャーでの持ち運びにピッタリ。フタはロック式なので、持ち運ぶ際に万が一横になっても中身がこぼれません。バーベキューが終わってまだ使えそうな炭は、火消し壺で消火して持ち帰りましょう。

ロゴス LOGOS ポータブル火消し壷
6,930円ほか

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ステップ4:鉄板の汚れを落とす

 バーベキューの片付けの中でもかなりの時間を使うのが鉄板を洗う工程です。網は前述の方法で汚れを焼き切ることで少しは水洗いにかかる手間を軽減できますが、汚れがこびりついた鉄板は金属たわしや、お好み焼きで使うような硬いヘラでゴシゴシこすらないとなかなかキレイに落ちません。

 鉄板の汚れをキレイに落とすコツは、鉄板が熱いうちに水をかけておくことです。こうすることで、鉄板にこびりついた油や焦げをある程度浮かすことができます。

 水洗いの際は、まずヘラを使ってこびりついた焦げを落としましょう。大きな焦げをそぎ落としたら、細かい焦げや汚れは金属たわしでこすり落とします。金属たわしがない場合は丸めたアルミホイルに水をつけてこすってもOK。洗った鉄板はよく乾かして、キッチンペーパーで食用油を塗っておくとサビ予防にもつながります。
■LOGOS 万能BBQブラシ
 焼き網の汚れを落とすブラシ、鉄板の焦げを削るスクレーパー、汚れをこするスチールウールたわしの機能がひとつになったロゴスのBBQブラシです。太いハンドルを握れば力を入れやすいので、女性やお子さんでもこびりついた汚れをしっかり落とせそうです。

LOGOS(ロゴス) 万能BBQブラシ
1,833円ほか

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バーベキューの片付けは段取りが命!

 今回はバーベキューで使ったコンロや網、鉄板の汚れをキレイに落とすコツを紹介しました。片付けの時間を短縮するには火を起こす前のコンロの準備や、火を消す前の網の処理など「段取り」が大切です。バーベキュー用ホイルや火消し壺などのアイテムを使いながら、効率的に片付けを進めましょう!

【企画編集:C-NAPS編集部/取材協力:WILD-1 デックス東京ビーチ店】
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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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