ラグビーW杯2019特集

ラグビーW杯のチケット販売戦略とは?
波乱が期待できるおすすめのカードも紹介

提供:(公財)日本ラグビーフットボール協会

組織委員会の森重紹一氏(写真左)と渡邊聖氏(同右)を招いた第96回講演では、チケット販売のプロモーション、おすすめチケットについて話が及んだ
組織委員会の森重紹一氏(写真左)と渡邊聖氏(同右)を招いた第96回講演では、チケット販売のプロモーション、おすすめチケットについて話が及んだ【スポーツナビ】

 公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団と、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会が主催する「みなとスポーツフォーラム 2019年ラグビーワールドカップ(W杯)に向けて」の第96回が7月18日、東京都港区で行われた。


 今回は「ラグビーワールドカップ2019のデジタルプロモーション」というテーマのもと、組織委員会チケッティング・マーケティング局の森重紹一氏と渡邊聖氏を招き、ラグビージャーナリスト・村上晃一氏の進行で講演が行われた。


(チケットの在庫状況は8月27日現在のものです)

一生に一度を逃すな

まさに一生に一度の大舞台が、すぐそこまで迫っている
まさに一生に一度の大舞台が、すぐそこまで迫っている【写真は共同】

「4年に一度じゃない。一生に一度だ。- ONCE IN A LIFETIME -」。ラグビーW杯をアピールするポスターを見るたびに、9月20日の開幕が待ち遠しくなる。8月29日には日本代表メンバーが発表される予定で、“一生に一度”の大舞台への機運は日々高まっている。


 ラブビーファンのみならず、世界レベルの熱いプレーを目に焼き付けたいと思うスポーツファンも多いだろう。しかし、日本代表戦や決勝戦といったチケットは人気が高く、入手することが難しい。公式チケットサイトで「現在在庫なし」の文字を目にし、肩を落とした人もいるのではないだろうか。


 しかし、ここで諦めるのはもったいない。人気カード以外にも注目すべき試合が多くあり、チケットがまだ残されている。今回の講演ではこういった「狙い目」であるプール戦(グループステージ)のカードが紹介され、組織委員会のチケットプロモーションについても説明がなされた。

まだ間に合う、おすすめカードを紹介

8月3日に日本代表と対戦したトンガ代表(白)。W杯で下克上が期待できるチームの一つだ
8月3日に日本代表と対戦したトンガ代表(白)。W杯で下克上が期待できるチームの一つだ【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

「W杯のプール戦はランキング下位の国が頑張るのが面白い。だから、力の差があると予想される試合にいくべき」と語るのは村上氏。前回大会でいう日本対南アフリカ戦がまさにそれに当たり、「行った人がすごく得をした」という。以下に村上氏おすすめのカードを挙げる。


1 イングランド対トンガ(9月22日・札幌ドーム)

2 スコットランド対サモア(9月30日・神戸市御崎公園球技場)

3 ジョージア対フィジー(10日3日・東大阪市花園ラグビー場)

4 フランス対トンガ(10月6日・熊本県民総合運動公園陸上競技場)

5 ウェールズ対フィジー(10月9日・大分スポーツ公園総合競技場)

6 アメリカ対トンガ(10月13日・東大阪市花園ラグビー場)


 多くに共通しているのは、オセアニアの海洋部に浮かぶ島国が、強豪国に挑む図式だということ。これらの島国は近年めきめきと力をつけてきており、好試合が期待できるカードだ。


 個々のカードを見ていくと、1の試合はイングランドが優勢だと思われがちだが、「イングランドのスター選手にトンガのタックルが刺さるかが非常に面白い」という。また、5の試合は、2007年フランス大会の同カードでフィジーが金星を挙げたことがあり、今回も波乱が起きる可能性がある。6の試合は、世界ランキングはアメリカが14位、トンガが15位と差がないものの、アメリカが力を伸ばしてきているのもあり、白熱した試合となるかもしれない。(世界ランキングは8月26日付けもの)


 上記以外も見ごたえのあるカードが組まれている。「プール戦全40試合の見どころ」を眺め、“得をするカード”を探してみてはいかがだろうか。

チケットのプロモーション方法

デジタル広告やメール、コンテンツなど、さまざまな方法でチケットプロモーションが行われている
デジタル広告やメール、コンテンツなど、さまざまな方法でチケットプロモーションが行われている【写真:ロイター/アフロ】

 今大会の観戦チケットは、全部オンラインでの販売となる。一生に一度の機会を提供すべく、組織委員会のチケッティング・マーケティング局では、デジタル広告やメールといった手段で、広くチケットのプロモーションを行っている。なかでもメールでのプロモ―ションは、チケットIDの登録者の情報・購入動向から割り出したデータを基に、効果的にターゲティングメールを送っているという。


「例えば、応援している出場チームで『オーストラリア』にチェックした人に、オーストラリアの試合に特化した内容のメールを送る。これが実は意外と反応が良いです。やってること自体はシンプルですが、チェックとチケットの購入には相関関係がある」と渡邊氏は手ごたえを語った。


 また、コンテンツ面からも販売促進を図っている。既出の通り、公式チケットサイトではプール戦全40試合の見どころを紹介しているが、チーム紹介や注目選手、ルール解説なども充実させ、ページにやってきたユーザーを引き込む狙いがある。


 海外向けには「visitJapan2019」というサイトで、ダン・カーター、マット・ギタウ、エディー・ジョーンズといったラグビー界の大物が日本の魅力をPR。動画再生数は全4本合わせ累計180万回を超え、海外プロモーションに一役買っている。

 一生に一度の機会に向け、国内外でさまざまな仕掛けがなされている。「ぜひ会場に足を運んでいただきたいとの思いで、随時コンテンツをアップしています」と渡邊氏。チケットをまだ手に入れてない人はもちろん、入手済みの人も追加での観戦を検討してみてはいかがだろうか。

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