天山広吉が語る「G1で優勝する方法」
観客の声援を独り占めにした者が勝つ

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天山は2003年にG1初優勝。ノアから参戦した秋山準を、代名詞・アナコンダバイスで下した
天山は2003年にG1初優勝。ノアから参戦した秋山準を、代名詞・アナコンダバイスで下した【撮影:熊谷仁男】

 今年29回目を迎えた、新日本プロレスの真夏の最強戦士決定戦「G1クライマックス」。G1最多出場記録(21回)を誇り、優勝経験3回と“G1を最も知る男”である天山広吉に、今年のG1クライマックスの展望と、優勝するために必要なことを聞いた。(取材日:2019年7月19日)

台風の目はオスプレイと……

――天山さんは「G1クライマックス」の最多出場記録を持っています。やはりG1の過酷さは特別ですか?


 そうですね。この時期が来ると、「ああ、また暑い夏が来たか」と毎年思っていますよ。自分は2016年を最後にG1には出ていないので、他人事みたいに言いますけど(笑)。特に今は1カ月以上続く長丁場ですから、日程的にもハードで大変だと思います。全国を回りますしね。


――今年は日本全国どころか、開幕戦は米国でしたからね。


 テキサス州ダラスですもんね。自分も行きたかったですよ。かつてのエリック王国ですから(笑)。でも、G1に出場する選手たちは、本当にケガだけは気をつけてほしいですね。


――今年も豪華なメンバーがそろいました。各ブロックで天山さんが注目している選手は?


 Aブロックは、ウィル・オスプレイ選手ですね。今年ジュニアのリーグ戦(ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア)で優勝して、その勢いのままG1に出てきていますから。ジュニアとはいえ、試合にとにかくインパクトがありますよね。空中で何回転もするトリッキーな飛び技もありますし、ヘビー級の選手はジュニアの選手とあまりやったことありませんから、戸惑う部分はあると思いますよ。あの四次元殺法は、自分も毎回驚かされますから(編注:オスプレイは既に敗退が決定)。


――プロの目から見ても驚きがあると。


 特撮とかCGじゃなきゃできないような動きをしますからね。それに彼は飛び技だけじゃなく、他の技術もしっかりしてますから、十分上位に行く可能性はあると思いますね。


――オスプレイ選手本人も「自分のスピードには誰もついてこれないだろう」という自信のコメントを残しています。新風を巻き起こしそうですよね。


 本当に台風の目だと思います。

堀江ガンツ

1973年、栃木県足利市生まれ。『紙のプロレスRADICAL』編集部を経て、2010年よりフリーライターに。『KAMINOGE』(東方出版)を中心に、『Number』(文藝春秋)、『昭和40年男』(クレタ)、『BUBKA』(白夜書房)ほか、各種プロレス・格闘技のムックや単行本など、数多くの媒体で執筆。WEBでは『Nuber Web』で隔週コラムを連載中。主な編著書は玉袋筋太郎、椎名基樹との共著『プロレス取調室』シリーズ(毎日新聞出版)。WOWOW『究極格闘技-UFC-』、BSスカパー!『PRIDEヘリテージ』など、格闘技のテレビ解説も務める。今年、プロレス・格闘技取材歴20年を迎えた。

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