“元祖・夏男”蝶野正洋がG1を語る
今年は粒ぞろいの外国人選手に注目!

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“ミスターG1”と称される蝶野。彼が成し遂げたG1クライマックスV5の偉業は、いまだに破られていない
“ミスターG1”と称される蝶野。彼が成し遂げたG1クライマックスV5の偉業は、いまだに破られていない【撮影:白石永(スリーライト)】

 記念すべき第1回G1クライマックス覇者であり、通算5回というG1最多優勝記録を保持する“元祖・夏男”蝶野正洋。近年はG1決勝戦のテレビ解説なども務める蝶野に、過去と現在のG1の比較。さらに「黒の総帥」の目からみた、今年の注目選手を聞いた。(取材日:2019年7月23日)

棚橋、内藤は三味線を弾いてくる?

――G1クライマックスを史上最多5回優勝している蝶野さんから見て、最近のG1はいかがですか?


 自分は「やる側」だったんで、「見る側」とはちょっと考え方が違うと思うんだよね。見る側は誰が上がってくるのか、それを予想するのが楽しいんだと思いますけど。俺なんかも毎回、誰が上がってくるか聞かれるんだけど、分からないね(笑)。


――予想不能(笑)。


 分からないからこそ面白いんだし。特に、今のG1は長いシリーズじゃないですか。俺が最初に優勝した第1回(1991年)なんて、A、B各ブロック4人ずつで、大会も愛知県体育館と両国国技館3連戦の4大会で終わりだったから。もう俺らがやってた頃のG1とは違うと思う。


――初期は少数精鋭の短期決戦で、勢いと集中力が問われましたけど、そうではなくなっていると。


 最近のG1を見ても、短期決戦の闘い方じゃなくなっているよね。1週間で終わるリーグ戦と、4週間かかるリーグ戦では、どこに自分のピークを持っていくのかも違ってくるから。ある程度、駆け引きを使って、星取り勘定を考えて闘える選手が強い。これだけの連戦になると、全勝優勝っていうのは不可能に近いから。あとは、どれだけコンディションを保てるかどうかだね。

堀江ガンツ

1973年、栃木県足利市生まれ。『紙のプロレスRADICAL』編集部を経て、2010年よりフリーライターに。『KAMINOGE』(東方出版)を中心に、『Number』(文藝春秋)、『昭和40年男』(クレタ)、『BUBKA』(白夜書房)ほか、各種プロレス・格闘技のムックや単行本など、数多くの媒体で執筆。WEBでは『Nuber Web』で隔週コラムを連載中。主な編著書は玉袋筋太郎、椎名基樹との共著『プロレス取調室』シリーズ(毎日新聞出版)。WOWOW『究極格闘技-UFC-』、BSスカパー!『PRIDEヘリテージ』など、格闘技のテレビ解説も務める。今年、プロレス・格闘技取材歴20年を迎えた。

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