プロ野球・前半戦MVPランキング総集編 上位と下位では投票傾向に違いも…
三冠王も視野に入る坂本。円熟味をました打撃に対して、ファンの支持も非常に高い 【写真は共同】
進化した巨人の主将が最多得票
プロ13年目、30歳となって迎えた今季。4月を終えて打率3割5分、7本塁打、15打点のロケットスタートを決めると、5月も打率3割2分7厘、10本塁打、22打点と爆発を続けてチームをけん引。6月はやや調子を落としたが、その中でも抜群の勝負強さと存在感を発揮し、前半戦を終えて打率3割3厘、25本塁打、63打点と、三冠王も視界に入る活躍を見せた。30歳にしてさらに進化し、風格を漂わせるその頼もしい姿に、計2753票が集まった。
高評価を得た新戦力も
独特のフォームから強烈な打球を放つ楽天・ブラッシュ。打線を引っ張る活躍にファンからの支持も多かった 【写真は共同】
新外国人では、バットのヘッドを投手方向に突き出す独特の構えから、チームトップの前半戦21本塁打&62打点をマークしたブラッシュが楽天の1位。さらに長身から150キロを超える直球とパワーカーブで開幕から打者を圧倒した中継ぎ右腕・ジョンソンは阪神の2位にランクインし、同じく中継ぎで奮闘して防御率0.86の安定感を示したレグナルトは広島の3位。実力が未知数だった分だけ、活躍した時に得るファンからの支持は熱いものがあった。