「163キロ」がもたらした思考の変化 佐々木朗希が見つめる、高校最後の夏
「イメージより大きく成長できた」
「(思い描いていた)イメージよりも大きく成長できました」
※リンク先は外部サイトの場合があります
昨年春、2年生となった岩手県春季県大会1回戦で盛岡中央高に敗れた直後の言葉を思い出す。初回から150キロをマークし、公式戦では自身初となる完投。打ってはリードオフマンとして2本のレフト前ヒットに3四球と全打席で出塁。さらに2つの盗塁を決めた。ただ、試合には敗れて反省の弁が連なる。その一方で、将来への希望も並んだ。
「(試合に敗れて)力のなさを痛感しました。ストレートを張られていると思って、タイミングをずらすために変化球を要所で使ったんですが……。もっと全体的に鍛え直したい。ただ、昨年(1年時)の秋は、立っていただけでも腰が痛かったんですが、冬場は痛みもなくなってトレーニングを積むことができました。肩周りの可動域を広げるものだったり、体幹を鍛えるトレーニングだったり。体はもともと柔らかい方ですが、体重を増やす中で柔軟性をさらに持たせるためにストレッチもしっかりとやりました。そういう冬場の成果が出て終盤になっても球速が落ちなかった点はよかったと思います。3年生になったら、160キロオーバーを出したい」
自身の現在地を見つめ、秘めた才能に期待する16歳の言葉だった。
母・陽子さんによれば、1日6合の白飯を炊いてほしい、そう言って明確な目標を決めて体重増加に励んでいた時期もあったという。さらに、母は息子の資質をこう語るのだ。
続きはスポーツナビ公式アプリ(無料)で読むことができます。
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
- 前へ
- 1
- 2
- 次へ
1/2ページ