連載:Jリーガーの“#お気に入り”

横浜FM・仲川輝人を支える3つのアイテム 好調の秘訣は“試合前のルーティーン”

C-NAPS編集部

横浜FMの攻撃をリードする仲川輝人が、愛用する3つの“#お気に入り”を紹介 【写真:C-NAPS編集部】

 相手DFを置き去りにする加速力は、まさに圧巻の一言。味方のスルーパスに反応し、まるで弾丸のような速さで飛び出してゴールに迫るスタイルが、横浜F・マリノスFW仲川輝人の真骨頂だ。小柄な体格をまったくハンディとしないスピードはJリーグ屈指。2019シーズンのJ1リーグでここまで3位(7月2日時点の暫定)と、優勝を狙える位置につけている好調なチームを引っ張っている。

 そんな目下売り出し中の韋駄天の、キャリアハイ更新も狙えそうな今シーズンのパフォーマンスを支えている要因は一体何なのか。今回はサッカーのプレーの側面とは少し離れた視点で、仲川が普段愛用しているこだわりのアイテムに注目。持ち物にフォーカスすることで、活躍の秘訣を知ることができた。名実ともに“マリノスの顔”になりつつある仲川に、豪快なプレーを支える自分だけの“#お気に入り”を聞いた。

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毎日の食事に欠かせないMCTオイル

瞬発系の選手に多い筋肉のケガを予防する意味でも、日頃から食事に気を使っている 【写真:築田純/アフロスポーツ】

 日々の食事にはMCT(中鎖脂肪酸)オイルをよく使っていますね。サッカー選手に必要な油分も取りつつ、健康的になれるということで、様々な食べ物と一緒に摂取しています。自分は基本的に野菜にかけて食べていますが、ヨーグルトに入れている選手もいますし、味噌汁や飲み物にも入れられるんですよ。味は特に変わらず、脂っこくもなりません。

 自分は体脂肪率が5%ほどだったので、栄養士の方に「油分をもっと摂ったほうがいい」とアドバイスを受け、体脂肪を増やすための意識付けのために使うようになったのがきっかけです。揚げ物とかではなく、MCTオイルで摂るほうが、炎症作用の緩和が期待できるようで、ケガの予防や痛みの軽減にもつながりやすいと聞いています。必要なエネルギーを手軽に補給できるので、エネルギー不足防止にもなりますし、MCTオイルは毎日の食事に欠かせません。

健康維持にもいいとされているMCTオイル(右)は、多くの選手が使っているそうだ。仲川の使用期間は半年 【写真:C-NAPS編集部】

 食事に関しては、川崎フロンターレ育成組織の頃に「バランスのいい食事の摂り方」のセミナーを受けて以来、多少は気を使っています。ただ、若い頃は食べ盛りなのでなんでも食べていましたね。揚げ物をガンガン食べた次の日は「体が重いな」と感じるようになって、そのタイミングから揚げ物を控えるようになりました。代わりに油分を日常の食事で補えるMCTオイルを今後も有効活用していきたいです。

 自分はスピードや一瞬のキレで勝負する“瞬発系”の選手なので、ふくらはぎをつることが多いんですよね。だから、そうならないための水分補給にも気を使っています。それと、自分は鉄分が少ない方だと言われているので、レバーなど鉄分が多く含まれるものを多く摂るようにしています。

 走行距離はまだまだですが、スプリントの数はチームでトップクラスだと思います。今後も健康的な食事を意識して、チームコンセプトの「ハードワーク」を体現できる体づくりを目指していきたいです。

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著者プロフィール

ビジネスとユーザーを有意的な形で結びつける、“コンテキスト思考”のコンテンツマーケティングを提供するプロフェッショナル集団。“コンテンツ傾倒”によって情報が氾濫し、差別化不全が顕在化している昨今において、コンテンツの背景にあるストーリーやメッセージ、コンセプトを重視。前後関係や文脈を意味するコンテキストを意識したコンテンツの提供に本質的な価値を見いだしている。

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