連載:Jリーガーの“#お気に入り”

横浜FM・仲川輝人を支える3つのアイテム 好調の秘訣は“試合前のルーティーン”

C-NAPS編集部

“試合モード”にスイッチを入れる香水

“匂いフェチ”だと話す仲川。スパイシーな香りが試合へのスイッチになるという。使用期間は1年半 【写真:C-NAPS編集部】

 実は、自分は“匂いフェチ”なんですよ。大学生の頃から香水を使っていますが、今はプラダの「ルナロッサ エクストリーム」がお気に入りです。大学生の頃は、フルーティーというか、甘い爽やか系のものをずっとつけていました。でもプロになってから、ちょっと大人な感じにもチャレンジしようかなと思ってこの香水を選びました。シンプルに好みの匂いだったのと、スパイシー系なのに、時間が経つと甘さも出てくるのが決め手ですね。

 ルナロッサ エクストリームは1年半前くらいから愛用していて、基本的に試合の時にしか使わない香水です。匂いフェチなので、「この時はこの匂い」というのを決めているんです。これもルーティーンの一種ですね。「この匂いを嗅げば自然とスイッチが入って“試合モード”に入っていく」というのが頭の中にあって。だから試合時に限定しているんです。

 プレーで魅せることはもちろんですが、身だしなみもサッカー選手なら誰もが意識していることだと思っています。みんなオシャレをするし、すごく気を使っていますよ。普段から注目されているのは実感していますからね。ただ自分の場合は、髪型とか髪の毛の色はいろいろとチャレンジしてきましたが、普段の服装はかなりラフですね。先輩とご飯に行く時くらいは、「ちょっとシャキッとした格好をしようかな」という感じです(笑)。

試合前にテンションを上げるためのヘッドホン

こだわり抜いて選んだというヘッドホンで、試合前には音楽を聴いて気持ちを上げる。使用期間は半年 【(C)J.LEAGUE】

 AirPodsを使っているサッカー選手が多いのですが、「人と同じものはあまり使いたくない」「もっと攻めたい」と思って、このSkullcandyのヘッドホンを選びました。いろいろと試し聴きをして探したなかで、もっとも重低音が心地よく響いたのが決め手になりました。

 自分はアゲアゲな曲を試合前に聴いています。バイブの振動がすごくて全身に音楽が響き渡るんですよ。それで試合前のテンションを上げるんです。これはかなりいい買い物でした。

 試合前に聴く曲は決めていて、自分はテンションを上げるために、アヴィーチーの『Wake Me Up』をいつも聞いています。これもルーティーンですね。試合への集中力を高める意味でも欠かせません。その点も含めて、自分にとってはSkullcandyのヘッドホンがナンバー1の“#お気に入り”です。
 自分は試合前のルーティーンが多い方だと思います。音楽もそうですし、香水もそうですし、「右足から入る」とか、いろいろと。自分のなかで、20分前までにこの準備を終わらせて、音楽を聴く時間を作って……みたいな、試合前のタイムスケジュールがあって、それをこなすことで、安心してピッチに入れるんです。

 気持ちの作り方としては、試合を楽しみたいので、「なるべく“自然体”でいたい」と思っています。あまり試合のことは考えすぎず、外側はクールに保って、内に秘めている熱いものだけを上げていきたい。そのために音楽を聴くなど、ルーティーンをこなして、内から気持ちを上げています。自分の世界に入るためにも、このヘッドホンは不可欠なんです。

(文:寺沢薫)

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著者プロフィール

ビジネスとユーザーを有意的な形で結びつける、“コンテキスト思考”のコンテンツマーケティングを提供するプロフェッショナル集団。“コンテンツ傾倒”によって情報が氾濫し、差別化不全が顕在化している昨今において、コンテンツの背景にあるストーリーやメッセージ、コンセプトを重視。前後関係や文脈を意味するコンテキストを意識したコンテンツの提供に本質的な価値を見いだしている。

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