カレンが夢見るスタジアム建設プラン 「無理をしない」クラブを作るために
カレンが語るローヴァーズのスタジアム建設プランとは? 【中田徹】
ビラリキー・タウンは1880年創設の歴史あるクラブだが、5000人収容のスタジアムは2017年にリノベーションを終えたとあって、観客席は清潔感に溢れていた。
「ここのスタジアムは建物も観客席も良いなあ。きっと、この離れの建物はVIP席ですね」などと言いながら、カレンは熱心にスタジアムの内外を見て回る。
「イングランドの下部リーグは前半が終わると、チーム同様、サポーターもサイドを変えて自分たちのGKの裏で応援するんです」
「あれ!? スロウ・タウンのセンターバック、レザーヘッドで一緒にプレーしていた選手だ」
そんなカレンの解説を聞きながら6部リーグを見るのも乙なものだ。後半から雪が降り始めた。しかし、観客席はしっかり屋根で覆われており、私たちは濡れることなく試合を観戦することができた。
インタビューの最終回は、カレン・ロバートが夢見る、ローヴァーズ木更津FCのスタジアム建設プランについてお届けする。
イングランドでは約30カ所ものスタジアムを視察
イングランドでは、1部リーグから9部までの約30カ所ほどのスタジアムを視察したという 【中田徹】
日本にはないものを作りたいです。僕はイングランド7部リーグのチーム(レザーヘッド。昨年12月で退団)でプレーしたこともあり、アウェーでいろいろなスタジアムを見ることができました。また、昨年7月から空いている時間を使って、1部リーグから9部リーグのスタジアムをおよそ30カ所視察しました。
6部リーグ、スラータウンのスタジアムは、サッカークラブが作ったのではなく、1000万ポンド(約14億円)かけて行政が作ったんです。だから、スタジアム巡りを始めてから初めて、クラブの人ではなく、行政の人から話を聞きました。
ガラス張りのクラブハウスがあって、中にはおしゃれな会議室があって、ロッカー、グッズショップ、更衣室、審判室が揃っていて、建物2階の両側にテラスがあった。電光掲示板も質が高かった。音響も良く、これならコンサートにも使えそうだなと思いました。最新の施設ということで、建築費は高かった。たぶん、ピッチの下の電気系統にも、すごくお金がかかっていると思います。
――ローヴァーズは、どのくらいの規模のスタジアムを考えているんですか?
続きはスポーツナビ公式アプリ(無料)で読むことができます。
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
- 前へ
- 1
- 2
- 次へ
1/2ページ