辰巳がスイマーの聖地と呼ばれる理由とは “北島康介の次の時代”を支える仕事
記録が出やすいのは中央のコース。選手にとってのベストなポジションなのだという 【撮影:黒羽政士】
第1回は東京辰巳国際水泳場。競技関係者の間では“辰巳”の名で親しまれ、日本中の競泳者たちが憧れるプールである。あの北島康介をはじめ多くのスターアスリートを育み、日本競泳界を盛り立ててきた東京辰巳国際水泳場。そこには、世界へと羽ばたいていく競泳者たちを見守ってきた、影の立役者がいた。
※リンク先は外部サイトの場合があります
会場は「東京辰巳国際水泳場」。競泳者の誰もが目指す、通称「スイマーの聖地」だ。
1993年、代々木オリンピックプールに代わる日本の水泳競技の中心的施設としてオープン以降、さまざまなドラマと記録が生まれた辰巳は、今冬から改修工事が始まった。2020年の東京オリンピックに向けて、最新の施設「オリンピックアクアティクスセンター」が新たにオープン予定とされるなか、水泳界のひとつの時代を築いたスイマーの聖地は、25年間、選手の泳ぎと観客の熱狂をどのように支えてきたのか。東京辰巳国際水泳場 副館長・中村勝さんに話を伺った。
「プールの匂いがしないプール」の秘密
辰巳国際水泳場のメインプール。テレビで観るのとでは、桁違いの開放感だ 【撮影:黒羽政士】
「塩素臭がほとんどしないでしょう?」と中村さん。
「定められた範囲内で、塩素臭がしないように細かく管理しています。また塩素の濃度だけでなく、水質、水温もそこに関わってきます」
水温が高いと塩素臭が強くなり、選手や観客のモチベーションに関わる。また水温は、選手のパフォーマンスにも大きく影響するのだそうだ。
続きはスポーツナビ公式アプリ(無料)で読むことができます。
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
- 前へ
- 1
- 2
- 次へ
1/2ページ