「ごまかしきかない」残り3キロへ余力を 箱根2区ココに注目 竹澤健介(早大OB)
往路2区(23.1キロ)は、早稲田大OBで現在は住友電工に勤める竹澤健介さん。1年時(2006年大会、区間11位)、2年時(2007年大会、区間賞)と2度走った“花の2区”について語ってくれた。
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「あんなにきついコースとは思わなかった」
早稲田大でエースとして活躍した竹澤健介さんが2区のポイントを語った 【スポーツナビ】
実際に走るまで、2区があんなにきついコースだとは思わなかったです。20キロを走れる走力があれば、何とかいけるだろうと。しかし、平坦な20キロを走れるだけでは厳しかったです。感覚的には27〜28キロをキロ3分で押していけるくらいの力がないと難しいと思います。
1年生のときは、当時の走力を考えても、もうちょっと走れたと思います(区間11位)。空気にのまれましたね。横浜駅前(8.5キロ付近)の歓声でパニックになってしまいました。沿道の五重、六重の人垣から歓声を受けるなんて経験したことがなかったので。高架があるので歓声がより響いて、自分の息遣いが分からなくなりました。僕はフーっと吐く息の音を意識して走っていたのですが、それが完全にかき消されてしまい、ふあっと意識が飛んでしまった記憶があります。自分の呼吸が聞こえなくて走りが狂ったということはあるかもしれません。気づいたときには、苦しくて終わっていたという感じでした。
駅伝を走るときに常に考えていたこと
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