イニエスタ「変化には困難が伴う」 日本での夢とクラシコの記憶を語る

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イニエスタは「プレーのレベルを含めて、すべての面で一歩前進させたい」と神戸での抱負を語る 【Getty Images】

 12歳でバルセロナに加入して実に22年、世界のトップレベルで輝き続けたアンドレス・イニエスタが、ヴィッセル神戸に合流して約3カ月が経った。ホーム戦はチケット完売が続き、アウェー戦でも神戸戦チケットが入手困難になるなど、超一流選手の加入に、この夏、日本サッカーは沸いた。

 しかし、フェルナンド・トーレスが加入したサガン鳥栖と同じく、1人選手が加わっただけで、そう簡単に勝てるわけではない。苦戦も続く中、それでもイニエスタは「どんなことであれ、変化には困難が伴う」「ここにいる間に、一番の高みへたどり着きたい」と、情熱をチームに注ぐ。イニエスタが日本のテレビ初となる独占取材に応じ、日本への想い、今週末に控えたクラシコの記憶などを語った。

「ヴィッセルをさらに一歩前進させたい」

――SNSにご家族との楽しそうな写真をアップしていますが、日本の印象はいかがですか?

 日本に来てから3カ月が経ったけれど、僕たちは神戸や日本のいろいろな場所に行って、楽しもうとしているよ。有名な場所とかね。もちろん、できる範囲でだけれど。練習も試合もあるから、なかなか行けないけれど、ここにいる間に行ってみたいと思っているよ。

 今まで何度も言っているけれど、日本は素晴らしい国。人々は両手を広げて、私たちを温かく迎え入れてくれた。今回のことが有意義な経験、挑戦になるといいなと思っている。

――以前「神戸にアイデアとフィロソフィーを根付かせたい」とおっしゃっていました。その「アイデアとフィロソフィー」とは、どんなものでしょう?

 僕が日本に来たのは、ヴィッセルの人たちが僕を信頼してくれたからであり、僕たちはヴィッセルをさらに一歩前進させたいと考えている。プレーのレベルを含めて、すべての面で一歩前進させたい。これは、三木谷(浩史)会長、三浦(淳寛)スポーツダイレクターも同じ考えだ。魅力的なサッカーをするという哲学、他のチームを上回るサッカーをすること。それが今回のプロジェクトであり、目指していることだよ。

 どんなことでも成し遂げるのは大変だし、何かを変えれば、さまざまな影響が出る。でも、僕たちは日々、チームをさらに良くしようと努力しているところなんだ。

「どんなことにも、ある程度の難しさはある」

――今回の新しい挑戦には、特別な覚悟があるように思います。日本と神戸にどのような夢を描いているのでしょうか?

 何よりもまず、日本のファン、ヴィッセルのサポーター、一緒に仕事をする人たちに、選手として、プロフェッショナルとして、僕について最高の印象を持ってもらいたいと思っている。その次に、チームの成績という挑戦があり、僕たちは常に最も上の順位を目指していく。今までも僕は、ずっとそうしてきた。

 ここにいる間に、チームの目標を何か達成したいし、一番の高みにもたどり着きたい。それが最大の夢だし、一歩一歩成長するための、大きなモチベーションになるんだ。

――神戸でのプレー、チームのサッカー、そしてプロジェクトの進捗など、手応えはいかがでしょうか? この3カ月で見えてきたこと、今後の課題を聞かせてください。

 どんなことであれ、変化には困難が伴う。今回、僕は新しい場所にやって来た。チームメートたちも僕もお互いのことを知り、合わせていかなければならない。どんなことにも、ある程度の難しさがあるんだ。

 でも、毎回もっとうまくやれるようになるだろうという期待感はあるよ。逆に、すごく悪い結果が続いてしまう難しい時期もある。それでも、僕たちはこのプロジェクトのコンセプトを続けていく必要がある。成長し続けて、最高のチームを目指していく。それがとても難しいことなのは分かっているけれど、1日で成し遂げられることではないから、100%できると信じて、努力を続けるだけだよ。

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