岡本和真は「4番候補になりえる」日米野球 侍Jメンバー発表会見

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「東京五輪の戦いはもう始まっている」

日米野球へ向け、意気込みを語る稲葉監督 【スポーツナビ】

――東京五輪へ向けて、今大会の目標は。

稲葉 今回選ばれているMLBのオールスターが東京五輪に出場するかは分かりませんが、金メダルを取るにあたってアメリカは避けて通れない相手ですし、勝っていかなければいけないと思います。この日米野球を通じて、選手たちがどこまで通用するか見てみたいなと思っています。東京五輪に出場する選手の選考は本番ギリギリまでかかると思いますが、五輪の戦いはもう始まっていると私は思っていますので。選手たちにもそういう意識を持ってやってもらいたいと思います。

――山中強化本部長に聞きます。東京五輪に向けた今大会の位置づけ、そして侍ジャパンの選手たちに求めることは。

山中 それぞれの国際大会は大きな意味を持っています。特に今回はMLBの力のある選手のピックアップチームになると思っていますので、日本の選手たちがどこまで通用するのか、そしてどれだけ2020年へ経験を蓄積できるのかが今大会の位置づけになると思います。経験を積みながら稲葉監督が率いる侍ジャパンの中核となり、金メダルという目標を獲得するためのステップにしてもらいたいと思っています。

――東京五輪まで2年を切り、強豪アメリカ相手に試合ができるという意義をどう受け止めているか。

稲葉 侍ジャパンとして五輪まで集まる回数が限られる中で、世界最強チームであるMLB代表と対戦できるのは、選手たちも今持っている力がどこまで通用するか、ワクワクしているかと思います。その経験が五輪につながるんだということを選手たちには意識してやってほしいです。また、勝ちにこだわるというところでは、東京五輪へつなげるために私もとにかく勝つための采配をしたいと思っています。

――今回が初選出となった選手たちに伝えたいことは。

稲葉 若い選手には「ジャパン」というものを意識してもらいたいです。「これから野球界を引っ張っていくんだぞ」という責任感を持ち、子どもたちの憧れや目標になるプレーヤーになってほしいと思います。

――初選出となった上沢直之(北海道日本ハム)の選出理由と評価は。

稲葉 上沢投手は非常に気持ちも強い選手ですし、ゆったりとしたフォームから力強い球を投げるので、初見では打ちづらいと思います。また、持ち味の1つであるフォークボールもメジャーの選手を相手にどこまで通用するかを見たいと思います。

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