武豊クリンチャー欧州初戦から厳しい戦い 凱旋門賞前哨戦は昨年以上の重厚感
クラックスマンら強力4頭が回避も……
凱旋門賞を目指しフォア賞に参戦するクリンチャー、前哨戦から強敵揃いだ 【photo by Shuhei Okada】
今年のフォワ賞は予備登録の段階で13頭が出走の意思を見せていたが、そのうちクリスタルオーシャンはセプテンバーSでエネイブルの2着、前年の覇者チンギスシークレットとデフォーは現地2日の独G1バーデン大賞に出走済み。クラックスマンは凱旋門賞に出走するとしても直行のプランが発表されている。
上記4頭だけでも相当な強豪で、戦わずして負担を減らせた分だけクリンチャーとしては幸運だった。ただし、最終的に残った6頭の中にも多数のG1ホースが含まれており、相手関係はサトノダイヤモンドとサトノノブレスが出走した昨年以上の重厚感だ。
馬場は不問、2着以上の結果がほしい
新装されたパリロンシャン競馬場、クリンチャーにとって馬場は不問 【Photo by Getty Images】
不慣れな環境での休養明け初戦、壁を作りにくい少頭数、中間点から急な下り坂が待ち受けるトリッキーなパリロンシャン競馬場の2400mと、クリンチャーがクリアすべき関門は多い。それでも様々な課題を消化し、武豊騎手が本番に向けて手応えをつかむと同時に、凱旋門賞での好走データにならえば2着以上の結果が欲しいところだろう。
前から後ろまでひしめくG1ホース
愛ダービー馬のカプリ 【Photo by Getty Images】
昨年の米ブリーダーズカップターフの勝ち馬タリスマニック 【Photo by Getty Images】
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