ボートレース浜名湖の「PG1第1回スピードクイーンメモリアル」（2月19日～24日開催）が終了した。24日、12Rの優勝戦は1号艇の平高奈菜（愛媛出身・香川支部37歳）【写真2枚】が快勝。1コースからコンマ09のスタートで逃げ切った。2着には3号艇の山川美由紀（香川出身・香川支部）、3着には4号艇の川野芽唯（福岡出身・福岡支部）が入り、3連単1-3-4で1260円の4番人気となっている。

　勝った平高は2020年の浜名湖クイーンズクライマックス以来となる2回目のG1制覇。通算では35回目の優勝で、浜名湖では2回目の優勝となった。

　平高はこの優勝で賞金1300万円を獲得し、今年の女子賞金ランキングは前日3位から首位に浮上。今年の獲得賞金は2000万円を突破し、2年連続9回目のクイーンズクライマックス出場へ大きく前進した。ちなみに昨年のクイーンズクライマックス出場ボーダーは約2989万円となっており、平高は登山でいえばもう七合目あたりまで到達した計算か。クイーンズクライマックス選考期間は残りまだ約9カ月も残っており、余裕を持ってベスト12入りへのボーダーラインをクリアできそうだ。

　山川美由紀は惜しくも優勝こそ逃したものの価値ある優出2着。賞金490万円を加算し、今年の女子賞金ランキングは前日26位から3位まで急上昇した。7年ぶり7回目のクイーンズクライマックス出場へ大きくチャンスを広げる準Vとなっている。

　地元の川井萌は無念の失格。山川との2番手争いで迎えた2周2マークでターンが大きく流れ、バランスを崩して転覆した。これにより賞金51万円（6着賞金170万円の30％）の加算にとどまることに。今年の女子賞金ランキングは前日9位から10位に後退した。

　それでも今節の川井はG1初準優出・初優出を果たす大躍進を演じ、女子ビッグレースで十分に戦えることを印象付ける1節に。もう川井が今年の賞金女王戦線に加わってレディースチャレンジカップやクイーンズクライマックスに出場したとしても驚く人はいないだろう。23歳のニューヒロインは、この悔しさを糧にさらなる飛躍を遂げるかもしれない。

【2025年女子賞金ランキング】（24日、20時30分）
1位　平高　奈菜 20,337,065円（12R優勝戦1着）
2位　川野　芽唯　9,704,000円（12R優勝戦3着）
3位　山川美由紀　9,700,733円（12R優勝戦2着）
4位　實森　美祐　8,833,066円（11R選抜戦4着）
5位　浜田亜理沙　8,181,000円
6位　遠藤　エミ　7,880,332円（10R選抜戦1着）
7位　海野ゆかり　7,395,000円（12R優勝戦5着）
8位　岩崎　芳美　6,766,000円（12R優勝戦4着）
9位　三浦　永理　6,687,546円（11R選抜戦5着）
10位 川井　　萌　6,581,089円（12R優勝戦転覆）
11位 清水　愛海　6,443,000円（11R選抜戦2着）
12位 守屋　美穂　6,285,066円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 山口真喜子　6,090,000円（11R選抜戦6着）
14位 平山　智加　5,928,733円（10R選抜戦6着）
15位 渡邉　優美　5,841,000円
16位 今井　裕梨　5,796,066円
17位 宇野　弥生　5,760,066円
18位 小野　生奈　5,714,000円
19位 寺田　千恵　5,613,000円
20位 高田ひかる　5,609,023円
21位 長嶋　万記　5,444,813円
22位 今井　美亜　5,294,066円
23位 田口　節子　5,285,000円
24位 土屋　千明　5,233,000円
25位 清埜　翔子　5,205,000円
26位 清水　沙樹　5,079,000円（11R選抜戦1着）
27位 松尾　夏海　4,877,733円
28位 戸敷　晃美　4,697,166円
29位 関野　　文　4,607,000円
30位 小芦るり華　4,603,066円（10R選抜戦4着）
｜
35位 西橋　奈未　4,385,000円（10R選抜戦5着）
36位 上田　紗奈　4,375,000円（10R選抜戦2着）
41位 山本　梨菜　4,129,666円（11R選抜戦3着）
65位 武井莉里佳　3,208,000円（10R選抜戦3着）

上記のレース配信はBOATRACE公式映像配信サービス「BOATCAST」で配信中。
全レースの映像をいつでもどこでも視聴することができる。
その他レーサー関連のコンテンツや、毎日のNEWS配信など豊富なラインナップを楽しむことも可能だ。
BOATCASTは【↓に記載の関連リンク】からアクセスできる。BOATCASTでレースをさらに楽しもう。