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清宮幸太郎の後継者が挑む最後の夏
野村大樹率いる早稲田実の陣容は!?

背番号5、サード登録となった野村

1年から清宮とともに主軸を打った早稲田実・野村。今夏を前にサードへ再転向し、2年春以来の甲子園を狙う
1年から清宮とともに主軸を打った早稲田実・野村。今夏を前にサードへ再転向し、2年春以来の甲子園を狙う【写真は共同】

 7月も第2週に入り、全国で高校野球の地方大会が本格化している。


 清宮幸太郎(北海道日本ハム)が卒業して注目度は下がったが、早稲田実が気になる高校野球ファンは多いのではないだろうか。そんなファンはちょっと驚いたかもしれない。主将の野村大樹がサード登録、背番号「5」をつけるからだ。今年の春までキャッチャー、要としてチームをまとめていた。和泉実監督は2018年夏、野村のコンバート、という青図を描いた。


 野村は入学してすぐにサードのレギュラーを取って3番・清宮の後ろの4番を打った。1年の時のポジションに戻ったことになる。サードからキャッチャーに移ったのが2年春の関東大会。「エースの雪山(幹太)とは学年も一緒でやりやすい。ピッチャーをリードするのが好き」と前向きな発言は、中学の時の大阪福島シニアではキャッチャーで、慣れたポジションに戻ったからでもある。


 1年前の夏、清宮が主将を務めた旧チームが西東京大会の決勝で敗れ、野村は予想通り、キャプテンになって新チームはスタートした。


 野村は順調に進化してきた。放ったホームランは1年で23本、2年で51本まで伸ばし、直近で70本弱まで積み上げていて、今年の全国の3年生の中でも最上位にランクされる本数だ。


 センバツを逃して冬の間、「吊り下げてあるボールを打つティー打撃をしてきた」と言う。「ボールの下の部分を狙い打ってバックスピンをかけて飛距離を伸ばす」(野村)といういわゆるメジャー流のフライボールバッティング。春の都大会は左中間への大飛球と、野村特有の右翼へのホームランをそれぞれ放った。バッターとしてプロ側が高い評価をしている。

清水岳志

1963年、長野県生まれ。ベースボール・マガジン社を退社後、週刊誌の記者を経てフリーに。「ホームラン」「読む野球」などに寄稿。野球を中心にスポーツの取材に携わる。

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