クロアチア代表の合言葉は「今でしょ!」 モドリッチらは最後の好機を生かせるか?
強豪には本領発揮、格下には手を焼く
クロアチアは強豪チームとの試合でこそ本領を発揮する 【Getty Images】
だからこそ、3位に入った98年大会のDFで、後に代表監督も務めたイゴール・シュティマッツは、今後の決勝トーナメント1回戦についてこう分析する。
「フランスと戦うのなら何も心配いらない。再び素晴らしいパフォーマンスを発揮するだろう。しかし、デンマークやオーストラリアと当たるのなら、気を付けるべきだ。われわれは格下と見られる敵に手を焼く。歴史がそれを物語っている」
マンジュキッチ「一歩一歩前進あるのみ」
「今やらずして、いつやる」を合言葉に、クロアチアの躍進なるか 【写真:ロイター/アフロ】
何はともあれ、珍しく報道陣の前に顔を出したマンジュキッチのコメントが、充実したチームの心理状態を表しているように思う。「(スタンドの)サポーターや祖国で見守る国民に喜びを提供できて何よりだ」と、アルゼンチン戦後に手応えを口にしたあと、こう付け加えた。
「しかし、あまり喜んでいる暇はない。浮かれるつもりもない。われわれはグループステージ突破という最初の目標を達成したにすぎない。まだまだ、さらなる目標が残されている。ここまでは順調に来ているので、一歩一歩前進あるのみだ」
(翻訳:田島大/フットメディア)