“湘南スタイル”を象徴する4選手 日本代表にこの選手を呼べ!<湘南編>
攻守にわたって存在感を示す秋野と岡本
今季から背番号10をまとう秋野。昨季は攻守にわたって存在感を示した 【(C)J.LEAGUE】
昨シーズンに柏レイソルから期限付き移籍で加入した秋野央樹は、序盤こそ先発を外れる経験をしたものの、それを糧とし、1年を通して中盤で攻撃の手綱を取った。成長したい、前への推進力を高めたいと志し、低い位置でゲームをコントロールするのみならず、機を捉えた攻撃参加でリーグ戦4ゴールをマークした。さらに成長は攻撃面だけにとどまらない。ハードなトレーニングと仲間との切磋琢磨(せっさたくま)を通じて球際を鍛え、1対1でボールを奪ったり、自陣ゴール前で体を張ったりと、その存在感は攻守にわたって増した。今季は背番号10を纏(まと)う。
CBだけでなくウイングバックとしてもプレーした岡本。昨季を通してチームの勝利に貢献した 【(C)J.LEAGUE】
高い戦術眼を持つ菊地、U−18日本代表でも活躍した齊藤
けがによる長期離脱もあった菊地だが、その決定力は年月を重ねるごとにすごみを増している 【(C)J.LEAGUE】
U−18日本代表では背番号10を託された齊藤。物おじしない性格で、世界で戦う資質を持っている 【(C)J.LEAGUE】
紹介した選手たちがトップ4というわけではない
“湘南スタイル”の象徴として挙げた4人のプレーをぜひ、その目で見てほしい 【(C)J.LEAGUE】
「試合に多く出ている人たちと、あまり試合に出てない人たちの実力の差はないと思うし、紅白戦をやっていても差が出ない。気を抜くと、すぐに足をすくわれることは試合に出ている選手も分かっている。出ていない選手も、自分が良ければチャンスが回ってくることが分かっているから、練習の温度は毎日すごく高い」
ある時、岡本がそう口にしたように、すなわちチームとして大切にしているスタイルや成長の象徴として、彼ら4選手をここに挙げた。湘南のサッカーと、自分たちのスタイルを織りなす1人1人の躍動を、日本代表監督にはぜひその目で見てほしいものだ。
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