鮮烈5馬身デビュー、エリスライト★7つ 宝塚勝ちの姉マリアライトを超える逸材?
好タイム圧勝でマイル路線に新星誕生 エアアルマス
2戦目で初勝利をあげた外国産馬エアアルマス 【撮影:日刊ゲンダイ】
エアアルマス 牡 馬体重:464kg(-2)
★★★★★★★ 7点〔GIIIクラス〕
騎手:ルメール 厩舎:(栗) 池添学
生産:Sekie Yoshihara & Tsunebumi Yoshihara
馬主:ラッキーフィールド
父:Majestic Warrior
母:Nokaze(Empire Maker)
初戦は勝ち馬も強かったが、直線で窮屈なポジションに入り脚を余し気味だった。距離延長で臨んだ2戦目は前半やや力んだが、折り合いは付いていた。抜群の手応えで直線に向くと、持ったままで先頭に立ち、そのままリードを広げて4馬身差の圧勝。勝ちタイム1分34秒2、ラスト2F11秒0−11秒4と時計面も優秀の一言。メンバーのレベルも高く、マイル路線で注目の一頭だ。
馬体診断
初戦時よりもキビキビとパドックを歩けていて、馬体のハリも上昇。ただ、テンションの上がるようなシーンが見られ、気性面はもう少し成長が欲しいところ。血統の割に軽さのある造りで、芝向きのタイプだろう。ただ、前後の幅は“そこそこ”なので距離はマイル前後がベター。もう1段パワーアップすれば大舞台でも通用する。
血統診断
父Majestic Warriorの日本での代表産駒はベストウォーリア(マイルCS南部杯連覇)。一見するとダート型だが、祖父・曽祖父は共に日本の芝マイルGI馬を輩出しており、潜在的な芝適性は十分に備えている。母系を辿ると、本馬の4代母が名牝Ballade。一族には名だたる種牡馬がズラリといて、日本に馴染みのある所ではシングスピール(ジャパンC)やダノンシャンティ(NHKマイルC)など。血統背景は非常に魅力的と言える。
馬券の狙い目→瞬発力◎でセンスも高くコースは問わないタイプ。NHKマイルC(東京1600m)を目標に、今後の飛躍に期待したい。